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okadadaが語るカセット・テープのラフ・サウンド

今年6月に京都のmetroで開催されたHOMESICKというイベントにokadadaとMatsumoto Hisataakaaの2マンDJイベントが開催された。そのイベントのノベルティとして2人はプロモーション用のミックスカセットテープを制作した。データでさくっとSoundCloudなどにアップロードしてしまう時代に、どうしてカセットテープを使用したのだろうか? カセットテープというフォーマットでリリースしようとなったきっかけはレコード店を経営するMatsumoto Hisataakaaさんだと言う。「カセットテープってA面、B面あるんですよね。だから2人でちょうど、カセットテープのA面、B面をそれぞれ担当しようと発案してもらったんです」と経緯を語る。その昔、カセットテープがDJのプロモ―ションの重要なツールであったときから、そのように2人のDJが分担してカセットを作っていたこともよくある。


「まずカセットテープにした時にフィジカルで所有できることの喜びと、その音のラフさが一番のメリットですね」と、カセットならではの良さを説明する。「普通はみんないい音、いわゆるハイファイで録音したがるところだと思うんです。自分も最初は、最新の音楽を取り入れたDJ ミックスをカセットに録音したのですが、これではカセットテープのサウンドのいい意味のラフなところが出ないということで、構成を練り直させてもらいました」。

わざわざレコードを実家に取りに帰り、レコードを一つのレコードバッグに入れて、撮り直しなしの「一発撮り」のスタイルに変えた。そして構成も入念に練り直すのではなく、最初の流れだけを決め、最後までの流れを決めずに録音に挑戦した。そこまでそのスタイルにこだわる理由を聞くと、このように教えてくれた。


「高校生の時、京都のα-stationというラジオ局でやっていたDJ HAZIME氏の番組『BLAZIN' BEAT』を毎週MDに録音して、かっこいいつなぎとか二枚使いしている部分を参考にして練習していました。同じレコードを買ってきて、家で再現することでDJを覚えたりと。それが自分のDJの土台になっているんです。その自分のルーツに帰るために、今回はそのレコード一発撮りのスタイルにこだわった」と語る。カセットテープというフォーマットと、そのDJスタイルにこだわることで、自身のスタイルにフレッシュさを取り戻そうとした。 また現在では完売して入手できないこのカセットテープのジャケットは、「TAPEKINGZ」と呼ばれるNYのミックスカセットテープシリーズのジャケットのスタイルをオマージュしているという隠れたこだわりもあると教えてくれた。

オカダダ (okadada)

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