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「クールトーク。共同開発」プレミアムな白Tニット誕生


インスピレーションの交差が生んだ一着とは

インスピレーターの山木悠さんを中心として、ニットデザイナーの具志堅幸太さん、スタイリストのRIKU OSHIMAさん、写真家の岩本幸一郎さん、アートディレクターの根子敬生さん、映像作家の米倉強太さんという6人の気鋭クリエイターたちが集まり、ここでしか生まれないアイテムを制作する特別企画。

これまでの制作の様子はこちらの記事をチェック。
• 「クールトーク。共同開発」制作ミーティング 第一回
• 「クールトーク。共同開発」制作ミーティング 第二回
• 「クールトーク。共同開発」制作ミーティング 第三回

和紙を使った糸で編むニットのTシャツという発想に加えて、首元のタグといったディテールもオリジナルで作成した。そのデザインも極めてシンプル。「Polyester 58%/Washi 42%」という混合比、そして手入れ方法が示された品質表示がブランドタグがわりというわけだ。
 

洗濯可能という生地の特性を品質表示で明示しながらも、それが野暮ったくなく、その産業的なアイコンがむしろこの一着の独自性を演出する形となっている。右隅には50着限定を意味する「/50」がプリントされた。

ここに手書きでシリアルナンバーを書き入れていく。メンバーが代わる代わるペンを持ち、それぞれに個性のある数字をタグにのせていった。それと同時に、工場から上がってきたファーストサンプルを確認する。


シルエットは思い通りでカッコいいが、糸が思いの外細めで着てみると内側が透け気味という問題が……!

具志堅:ちょっと自分でもびっくりというか、こうなるんだっていうのはある……。

RIKU:具志堅くん的に、こういう(思いがけない)サンプルが上がってきたときはどういうアップデートの方法を考えるの?

具志堅:まずは、できるだけきつく編む。もしくは糸を二本取りにする。いま一本で編んでいる糸を二本で編む。

山木:すでに結構きつく詰まってるよね。

RIKU:ここに来て壁っぽい壁に当たったね。

ものづくりという作業の難しさに直面したメンバーたち。具志堅さんはすぐさま工場に連絡して可能な調整を探ることに。はたして数日後、具志堅さんから、二本取りでの生産に変更が可能ということで工場と合意が取れたと連絡が! 数週間後に上がってきたセカンドサンプルは全員満足の仕上がりとなった。


二本取りになったことで全体がふんわりとして、よりニット感が増した印象。手触りに独特な「シャリ感」があり、和紙を使用している風合いがより出ているようだ。具志堅さんも「最初に自分で試し編みした感じにより近くなった」と合格点を与える。

これに手書きエディション入りのタグをつけて生産されたのが、今回の「クールトーク。共同開発ニット」だ。完成品ができあがり、メンバー用にリザーブしてあった“50分の51〜56”のニットを手渡すために先日改めて全員に集合してもらった。


山木:具志堅くんは、今回やってみてどうだった? 自分のブランドではやったことない感じだったんでしょ?

具志堅:うん、こんなにシンプルなのはない。Tシャツっていうのもなかったけど、今後やってもいいかなって思った。他の色の糸もあるからカラーバリエーションも実はできる。

山木:いろいろ話した結果、白Tに落ちたっていうのが面白いと思った。原点回帰じゃないけど、いろんな人の意見を聞いてそこ(シンプルなもの)に落ち着くんだって。

岩本:シンプルなデザインだけど、よく見るとハンドメイドだったりして手が込んでいる。いろんなジャンルの方と一緒にやってみて、すごく新鮮でした。

米倉:俺とか岩本さんとかもそうですけど、物理的なものをつくったことがないから、プロセスがこうなのかっていうのも新しかった。


根子:こっちはアイデア出すだけ出してね。

米倉:なんなら具志堅さんが何をしてくれたのかも本当にはわかってないくらい(笑)。でもこうやって、話していたものがこうして手元にあると『すげぇ』って思う。

根子:ファッションは感覚的に『なんかいいじゃん』っていうのが正義なんだなって感じた。普段グラフィックのデザインだとクライアントを納得させる必要もあって、いかにロジカルにできるかっていうのが重視されて。でも身につけるものだから、『なんとなくいい』っていうのが大事なんだというのが面白いところでしたね。

具志堅:誰か一人が自分でやってたら、これにならないよね。他のメンバーでもここいかないと思うし、みんな違うことをやっているこのメンバーでいろんなこと言って結局これになったっていうのが面白いよね。


山木悠
世界を放浪後、インタビューブック『CURIOSITY』を2014年に編集・発表。現在はイベントやブランドのディレクション、プロデュースの他、『CURIOSITY3』を鋭意製作中。また、自身が主宰する《engulfer》ではさまざまな企業と企画を手掛ける。楽しい仕事求む。

岩本幸一郎
写真家。2015年から写真家・平間至のもとでインターンをしたのち、文化出版局写真部を経て2018年に独立。以後、ファッションフォトを中心に活動している。
Instagram: @iwamoto_koichiro

RIKU OSHIMA
スタイリスト。イギリスのロンドン・カレッジ・オブ・ファッションに留学し、2016年よりメンズ・ウィメンズ問わず、ファッション誌・アーティスト・ショーのスタイリングを中心に活躍する。
Instagram: @rxixkxux

具志堅幸太
イギリスのファッション名門大学セントラル・セント・マーチンズへ留学。2016年にファッションデザインニットウェア科を卒業。現在は日本を拠点に、自身のブランド「Kota Gushiken」を展開する新進気鋭の若手ニットウェアデザイナーとして活躍する。
Instagram: @kotagushiken

根子敬生
アートディレクター/グラフィックデザイナー。「クリエイティブの現状を問い、新たな答えを提案することを目的とする」デザイナー・アーティスト集団CIVILTOKYOの一員として活躍。

米倉強太
映像作家。『MEN'S NON-NO』の元モデルという経歴を持ちながらグッチやユリウス、サイラスそしてユニクロと幅広いブランドの広告映像をディレクションしている。
Instagram: @gotayonekura

Produce: Hiroshi Inada
Text: Yoshiki Tatezaki
Photo: Syuya Aoki


異分野のクリエイターが集まり完成したのは、和紙とポリエステルという異素材感も楽しめてしっかり機能的なニット。このメンバーでなければ生まれなかった、ひとりひとりの好奇心やカルチャーの足跡が結びついたプレミアムな一着だ。今、KODEでも好奇心を刺激する体験やアイテムが当たる「好奇心パスポート」キャンペーンを実施中。 KODEメンバー限定で、共同制作したニットをプレゼント。さぁ、今すぐチェック!

応募期間:2020年3月16日(月) 10:00 ~ 2020年6月1日(月) 9:59
詳細はKODEメンバーに登録/ログインしてチェック。


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