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「クールトーク。共同開発」制作ミーティング 第三回


シンプルさに織り交ぜるオリジナリティ

インスピレーションをもらえたり、こだわりを感じられたり、何かを始めるきっかけになったり。そんなトークを軸に、クールなモノやコトをみんなで楽しむ場「クールトーク。」それぞれが異なる分野で活躍する6人が集まり、ここにしかないアイテムを制作。前回「和紙ニットの白Tシャツ」という方向性が決まり、今回はサンプルを囲みディテールを詰めるためにメンバーが再度集まった。


具志堅:前回、みんなで話し合っていろんなアイデアが出て、結局落ち着いたのはすごくシンプルなものだったっていうのが、改めて考えてもすごく面白いなと思って。

山木:面白いよね。あれだけ話したけど、結局身近に答えがあったっていう。

具志堅:そこから自分でも調べたり、糸のプロの人に色々聞いたりしてみたところ、やっぱり和紙は一般的に消臭効果があるということらしい。あと単純にこの和紙感が残ってるテクスチャーも面白いなと思って。

RIKU:糸も取り寄せたんだ?

具志堅:取り寄せて、ちょっと編んでみて……。

RIKU:どんな感じだった?

具志堅:……いい感じ!

一同:おおー。

根子:もうそれを信じるしかないよ。

具志堅:見ます?

山木:うん、見たいです。


具志堅:しかも、まさかの洗濯もできます。

山木:クリーニングじゃなくて?

具志堅:30℃以下で洗濯機で洗濯ができる。和紙とポリの混合だからだと思う。

山木:すごいね。

具志堅:これは普通のジャージ生地なんだけど、今日はこれで形だけ試せるように。誰か着てみる?

RIKU:モデル出身の人(米倉強太)がいるね。

米倉:スタイリスト(RIKU OSHIMA)もいるし、ちょうどいい。


具志堅:なんか、丈もうちょっと長くてもいいかなって。

RIKU:そうだね。丈はもうちょっと長めで。幅とかはいい気がするな……。

山木:この継ぎ目のところはこんな感じ?

具志堅:それ、ニットになるから最終的に全部リブになります。全体はTシャツっぽい見た目なんだけど、そういうところで「あれ違う」みたいな。

山木:そういうことか。ニットだよって分かる。いいんじゃない?

具志堅:それで、今日話したかったのがタグのデザインだったりに何か工夫するのかっていうところ。

米倉:色んなアイデアがあったなかで、この生地で白Tってなっているから、むしろ何も加えなくてもいいかもしれないですよね。

具志堅:ただの白Tだけどただの白Tではない……。

米倉:いろんな意見もあった末の白T。

山木:でも、リミテッドだということを表現するためにトライしてもいいのかなとは思う。一点ずつ違うよっていう。タグの一カ所ぐらいはオンリーワンな感じは出してもいいのかなとは思うけどね。

RIKU:例えばこの間の集合写真あるじゃないですか。あれをモザイクかなんかにして、全部モノクロにしちゃって、顔とかは全部分からないようにしてとか。

根子:モザイクにしたものが文字に見えるみたいな話は、タグとしては普通にかっこいいと思うな。でも、コミュニケーションで「これのあれです」みたいな話すときの言葉が付いてこないのが……。今回別にそれでも成り立つのかなと思ったりもしつつ、どういうふうにするのがいいんだろう……。今回50着だったら、もともと一枚の絵を、50個に切ってとか。

根子:エディションみたいなのが、なんかそういう絵的につながる、みたいな。それを一個の平面と考えたら、やり方としてはある。

具志堅:今の話と全然関係なくて申し訳ないですけど、リミッテッド感というので今思い付いたのが、すごくシンプルなタグに「/50」って書いて、上の部分は手書きでみんなで書くとか。

根子:いいっすね。

具志堅:分子が手書きでね。分母はプリントをしてもらって。

山木:もしそれをやるとしたら、どういうデザインにするか、みたいなものとかは誰がやるの?

具志堅:みんなか……根子さんか。

具志堅:でも、「/50」なんて別にグラフィックデザイナーのお手間をかける必要もないかな?

山木:でも、その手間をかけることに意味があるんじゃない?

具志堅:じゃあ、タグのサイズだけみんなで決めよう。

RIKU:いいね、それ。

米倉:携帯ぐらいのサイズだったらいいよね。

根子:けっこうでかめ?

山木:大きいけど、今はこれくらいのサイズの物もあるよね、普通に。

具志堅:もう数字こんなちっちゃく隅に書いたりしてね。

RIKU:皮肉だなぁ。タグの大きさ問題むずいな……。

根子:50着だから、50x50mmの正方形とか? これくらい?

一同:うんうん、正方形いいかも。


山木:一つ疑問だったんだけど、今回のニットTシャツ、普通にこすれたらほつれとか出てくるもんなのかな? 洗ったら縮む?

具志堅:洗えるニットっていうのはあって。ウォッシャブルウールみたいなのもあって、多少の縮みはあるかもしれないですけど、ただ、そんなにぎゅっとは縮まない。これ、「30℃以下の水で」って書いてあるから、そこは守らなきゃいけないけど。だから表示も付けた方がいいんですよね。別で付けるのが普通だけど……ブランド名みたいにタグに入れちゃう?

根子:そのアイコンってオンラインとかであるんですかね?

具志堅:持ってるんで送りますね。

根子:こんな感じ? フォントいくつか比べてみて……。

一同:おおー、いい!


すっかり一つのチームとなった6人。和紙×白Tシャツというシンプルさの中にたっぷりと遊び心が満ちてきた。タグのデザインも決まり、次回はいよいよ試作品がお披露目……!?


山木悠
世界を放浪後、インタビューブック『CURIOSITY』を2014年に編集・発表。現在はイベントやブランドのディレクション、プロデュースの他、『CURIOSITY3』を鋭意製作中。また、自身が主宰する《engulfer》ではさまざまな企業と企画を手掛ける。楽しい仕事求む。

岩本幸一郎
写真家。2015年から写真家・平間至のもとでインターンをしたのち、文化出版局写真部を経て2018年に独立。以後、ファッションフォトを中心に活動している。
Instagram: @iwamoto_koichiro

RIKU OSHIMA
スタイリスト。イギリスのロンドン・カレッジ・オブ・ファッションに留学し、2016年よりメンズ・ウィメンズ問わず、ファッション誌・アーティスト・ショーのスタイリングを中心に活躍する。
Instagram: @rxixkxux

具志堅幸太
イギリスのファッション名門大学セントラル・セント・マーチンズへ留学。2016年にファッションデザインニットウェア科を卒業。現在は日本を拠点に、自身のブランド「Kota Gushiken」を展開する新進気鋭の若手ニットウェアデザイナーとして活躍する。
Instagram: @kotagushiken

根子敬生
アートディレクター/グラフィックデザイナー。「クリエイティブの現状を問い、新たな答えを提案することを目的とする」デザイナー・アーティスト集団CIVILTOKYOの一員として活躍。

米倉強太
映像作家。『MEN'S NON-NO)』の元モデルという経歴を持ちながらグッチやユリウス、サイラスそしてユニクロと幅広いブランドの広告映像をディレクションしている。
Instagram: @gotayonekura

Produce: Hiroshi Inada
Text: Yoshiki Tatezaki
Photo: Syuya Aoki



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