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街と人に寄り添う富ヶ谷のCAMELBACK RICH VALLEY


サードウェーブ・コーヒーの先駆けとなるコーヒー店でバリスタとして経験を積んだ鈴木さんとアメリカ・アリゾナと日本で寿司職人として修行を積んだ成瀬さん。独立のタイミングが偶然同じだった20年近い親友同士の2人は、2014年12月に「CAMELBACK sandwich&espresso」一号店を渋谷・神山町をオープンさせた。



その2人が最初の店舗での3年間を経て、2018年5月に2号店となる「CAMELBACK RICH VALLEY」を代々木八幡駅前商店街にをオープンさせた。1号店とはちょっと違うメニューが揃うこちらのお店でコーヒー担当の鈴木さんとサンドイッチ担当の成瀬さんのお二人にお話を伺った。



− CAMELBACKのコーヒーの特徴を教えてください。

「最近巷では浅煎りのさっぱりしたコーヒーが流行っていますが、私は濃い目でガツンとしたものが好きなんです。豆はメインにブラジル産を使用したオリジナルの焙煎豆を使用しています。半年くらいかけて組み合わせ、割合、焼き方をテストしました。焙煎機やマシンによっても全然味が違うんです」



もちろん鈴木さんは年中、豆のコンディション、出来具合、その日の天気やマシンの状態などに合わせて微調整を行っている。日々コーヒーの「いいとこ」を探って、出してあげるように日々挑戦ということだ。



− CAMELBACKのコーヒーを、どんな人に、どんなシチュエーションで飲んでもらいたいですか?

「毎日飲んでも飽きない味にしたかったんです。毎日コーヒーを飲んでほしいと思っているので、特徴がありすぎても良くないかなと思います。もちろん一杯1000円位するコーヒーというのも美味しいですが、コーヒーが日常にある生活をというものを想定しているので、ちょっと高いと気軽には飲めないですよね。コーヒーを飲む人のシチュエーションっていろいろあると思うんです。朝に飲む人、仕事を始める前、食後、一日のシメに飲む人、様々ですよね。その人達の生活に寄り添りたいと思っているんです。コーヒーが生活の一部になればと願っています」



鈴木さんがKODEの読者、特に男性におすすめしてくれたのが「CAMELBLACK」。こちらは濃い目のエスプレッソ・アメリカーノ。お湯にそのままエスプレッソを落とすので、最初の数口はかなり濃厚なコーヒーの風味が。しかしその後どんどんとお湯と馴染み、お茶のようなさわやかさも感じられるように。「時間の経過とともに最初から最後まで楽しんでもらえると思います。このコーヒーは冷めても美味しいんですよ」と鈴木さんは自信を持ってリコメンドしてくれた。



成瀬さんが忘れられないサンドイッチ

元寿司職人なのに「ほぼ毎日パン食でもいいくらいパンが好き」な成瀬さん。高校卒業後のアメリカでの生活がそうさせたそうだ。寿司職人として働いていたはずなのに、サンドイッチとはどうして?その答えは成瀬さんの人生の中で忘れられないサンドイッチがあったからだという。



それは成瀬さんが高校卒業後寿司職人として在住していたアリゾナ・フェニックスにあったサンドイッチ屋さん。いつも大行列ができるピザ屋の2号店としてオープンしたサンドイッチ屋は、10数年前の当時としては珍しく「地産地消/オーガニック」を基本にしてサンドイッチを販売。その味は今でも忘れられないし、それを超えるものにはまだ出会っていないという。



出会いや偶然が詰まった「Bacon Sandwich Tokyo Style」

シェフの成瀬さんがKODEの読者に食べてもらうならとイチオシしてくれたのが「Bacon Sandwich Tokyo Style」。基本的にはBLTサンドなのだが、完全に成瀬さんオリジナル。「Tokyo Styleってなんだよって言われると困るんですが、自分がBLTサンドをイメージして作るならこうなるなっていうサンドイッチです。(笑) 」。このサンドイッチには成瀬さんが目指すBLTの形のイメージと、様々な出会いのインスピレーションが反映されている。



本来ならばBLTサンドに使用するのは「フレッシュトマト」だが、この商品にはドライトマトを使用している。イタリア人の友人が持ってきてくれた自家製瓶詰めオイル漬けのドライトマトに感動したのがきっかけだそうだ。ドライトマトは自家製でイタリア産。オリーブオイルとオレガノやバジルで漬け込んでいる。レシピはイタリアの友人に教えてもらったものだ。



また、レタスの代わりにルッコラなどのミックスリーフを使用。マヨネーズは使用しない。「マヨネーズなしだと、しっかり素材の味がしますよ」。野菜はミックスリーフ、スペアミント、パクチー、パプリカ、ドライトマト。そして国産豚の自家製ベーコン。パンは地元の名店カタネベーカリーのカンパーニュ。バルサミコ酢も一般のレストランで使用しているものより良質なものを使っているとのこと。



数種類の野菜のフレッシュな風味が広がり、バスサミコ酢がベーコンの力強さをすこしまろやかにしてくれる。酸味と旨味を凝縮したドライトマトがよいアクセントになっており、素朴な田舎パンのカンパーニュの風味ももちろん大いに感じられるバランスは唯一無二のBLTサンドだ。



代々木八幡、富ヶ谷という街の印象は?これからどんなお店を目指しますか?

成瀬さん「神山町の店舗と違って様々な人が行き交う駅前の商店街の中にあるので、老若男女、さまざまな人がお店を訪れてくれます。その多種多様なお客さんの様子を観察しながら新しいメニューなども開発したいですね」





CAMELBACKの名物「玉子サンド」の、RICH VALLEYヴァージョンの「すしやの玉子サンド2」

玉子サンドはオープンしてから開発したメニューだそうだ。最初はバゲットを使用したサンドイッチだけだったが、お子様連れのお客さんやお年寄りの方も楽しんでもらえるサンドイッチを、ということで考案されたというCAMELBACKらしいエピソードも。

現在CAMELBACK RICH VALLEYでは、カンパーニュを使用したサンドイッチのメニューと1号店の名物のパンを甘い物に変えてすこし小ぶりにした「すしやの玉子サンド2」の2種類を展開している。成瀬さんがこだわるフランス産発酵バターが玉子サンド2に味の深みを加える。カンパーニュのサンドイッチにプラスしてみてほしい。



鈴木さん「あるお客さんはコーヒー目当てだったり、こっちのお客さんはサンドイッチ目当てだったりするのですが、時にそれが交差したりして、今まで注文したことがないものをチャレンジしてくださるお客さんもいたりして嬉しいですね。コーヒー、サンドイッチどちらも間違いないものを提供していきたいです」


 


CAMELBACK RICH VALLEY
東京都渋谷区富ヶ谷1-9-23 1F
8:00-17:00 (フードは10:00-16:00)
月曜日定休

Instagram: @ camelback_richvalley

 

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