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COEDOビールが考える道具の哲学

COEDOビールのこだわりはクラフトビールだけではない。彼らが “道具” と称するビールづくりに欠かせないアイテムにも是非注目してほしい。

昨今ではロゴ入りのグラス等をオリジナルグッズとして一般販売しているビールメーカーも少なくない。しかし、コエドは頑として飲食店などのコエドビールを提供する販売パートナーにのみ提供するスタイルを貫く。「グラスも栓抜きもビールを提供するための “道具” ですから」とCOEDOビールの朝霧は強調する。


− ワークウェアブランドsénélierが手掛けたCOEDOのための醸造家ジャケット


胸元にはペンやカッター等を入れられるポケットも。

一目見ただけで洗練されたデザインだと分かる、COEDOのロゴが冠されたワークジャケット。実はこれ、アーティスト・職人・作業者にフォーカスし、作業着を中心に展開するワークウェアブランド「sénélier(セネリエ)」のブランドオーナー・デザイナーの左今隆己がデザインをしたものだという。コエドのブルワー達と機能性を徹底的に検証し、季節を問わず長時間着用できるクラフトブルワーの正装が2017年春に誕生した。企画開始から完成まで、なんと2年の歳月をかけて作られている。左今が何度もブルワリーを訪れ、「どんな道具を使うのか」「どんな風に動くのか」等を何度も醸造家と話し、着やすさと機能性を両立させていったのだという。

どうしても衛生管理の都合上、工場ではどこも同じような白い衣装になってしまう。しかし、それではクラフトブルワーとしても格好がつかないし、気分も上がらない。そうした想いで今回コエドのためだけに醸造家専用ワークウェアが開発されたのだ。あまりのシルエットの良さに、いつの日か世界のどこかのヴィンテージ・ショップでコエドのワークジャケットに出逢う日がくるのではないかとついつい妄想が膨らんでしまう。

− 販売パートナーにのみ提供する道具


販売パートナーが扱うグラスは耐久性があり、お客さんに気兼ねなく楽しんでもらう必要がある。そのためにあえて頑丈で扱いやすいグラスを選び、そこにロゴを施して提供しているのだという。

もちろん家庭でも楽しんでもらえるように、一般のコエドファンのためのグラスも開発されている。そちらはガラス職人によって1点1点手づくりされている菅原工芸硝子とコラボレーションで開発されたCOEDOの定番ビール5種(瑠璃、伽羅、白、漆黒、紅赤)に最適なグラスがそれぞれ用意されているので、ぜひオンラインショップからチェックしていただきたい。


こちらも販売パートナーのみに提供されている栓抜きだ。富山県高岡の真鍮鋳肌の生活用品ブランドFUTAGAMIにてハンドメイドで製作されている。プロダクトデザインは川越在住のデザイナー大治将典が担当。クラフトマンシップ溢れる道具で、クラフトビールを開けてもらえるというわけだ。

− “道具” は宣伝物ではない


COEDOオリジナルのワークウェアもグラスも栓抜きも、あまりのデザインの素晴らしさに思わず欲しくなってしまうのがファン心なのだが、これらの品々もやはりCOEDOビールの販売に関わるプロ向けの “道具” なのだ。COEDOのロゴが入ったワークジャケットは、誇りを持ってCOEDOビールをつくる社員だけが着る特権を持つユニフォーム、つまり正装なのである。

醸造家としてのプライドがここにも光っている。朝霧は “道具” を見据えて告げる。「我々は決めてるんです。ノベルティグッズは売らないってね。どれも “道具” ですから」と。

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