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【アウトドア好奇心パスポート】日本一周キャンパーからキャンプ場開拓者へ。 佐久間亮介

今流行りのキャンプにプロがいる。キャンプを軸にした生き方とは。

近年のアウトドアブームを追い風に、キャンプは、より身近で親しみやすいカルチャーになってきた。そんな中、余暇を楽しむ趣味としてではなく、職業としてキャンプと真摯に向き合う若者が居る。「キャンプのある生活で少しでもより良い人生を送るキッカケになってほしい」という思いのもと、初心者向けの情報を発信するプロキャンパー 佐久間亮介さんに話を聞いた。


―まずはじめにご自身の活動について教えてください。

大学を卒業して2年弱、会社員をやった後、退職してアウトドアの世界に入って6年が経ちます。今はキャンプ場を作る為に活動しています。

―キャンプのプロとアマチュアの違いを教えください。

何をもってプロと言うのかは難しいのですが、そもそもキャンプをすることで生計を立てている人って、ほとんどいなかったんですよね。なぜなら、プロ野球選手が野球をして年俸をもらうような概念は、まだキャンプでは成り立っていないのが現状なので。それで、僕がやり始めたのは、キャンプを主軸に、様々な形でビジネスに結びつけること。だから、プロの線引きとしては、キャンプを専業にしていて、それが仕事になっているかどうかってところかなと思います。

―アウトドアに興味・好奇心を持つきっかけは何でしたか?

僕が大学生の時に東日本大震災がおきて、ボランティアに参加したことが最初のきっかけでした。自分で寝床を準備する必要があったので、テントを張って寝袋で寝るのですが、それが野外で寝る初めての体験だったんです。よくキャンプ好きの方って、ボーイスカウトをやっていたとか、両親の趣味がアウトドアで、幼少期に連れて行ってもらったというパターンが多いじゃないですか。でも僕は20歳を越えてからだったので、”外で寝るのって、こんなに気持ちの良いことだったんだ!! ”って、より強く実感できたのかもしれません。でも、その頃は、まだキャンプを仕事にするなんて考えてもいませんでした。普通に就職活動をして、卒業後は営業マンとして東京で働くんですけど、簡単に言ってしまえば、かなりハードワークな会社で、日々の業務で肉体的にも精神的にも参ってしまったんですよね。そんな時期に会社の同期に誘われてキャンプに行って、自然に触れながらのんびりしていたら、”自分が抱え込んでいた悩みなんて、自然を前にすると、どうでもいいことなんだな”って、すごく救われた気がしたんです。もちろん働くことも大切ですが、自然の中でリフレッシュして自分らしく過ごす時間も大事だなと思うようになりました。それがもう一つの大きなきっかけですね。


―今の肩書の道を選んだ、決め手はなんですか?

僕の中では、“働く=世の中を良くする為”ってイメージだったのですが、会社員時代は、それが業務と結びつかなかったんですよね。それよりも、キャンプの良さをたくさんの人に広めることが、僕にできる、”世の中を良くすること”なのではと考えるようになりました。今でこそキャンプが幅広い世代でブームになり、市民権を得ましたが、数年前までは、ファミリーキャンプとおじさんの趣味として、なんとなく認知されていたように思います。でも、そうではないなと。例えば、東京でコンクリートに囲まれながら頑張って働く若者が、休日に癒されて、また都会に戻って、一週間を頑張れるわけじゃないですか。すごく良い遊びなのに、当時はそれを伝える媒体もあまりなかったので、まず自分のブログを開設しました。素人からのスタートだった僕としては、経験値を積む為にも、会社を辞めて、日本を一周しようと決意して、キャンプ場めぐり(合計250ヵ所以上)の旅の様子をブログで発信し始めたんです。

―キャンプをする上でのこだわりを教えてください。

自然体で居ることですかね。正直に言うと、僕はあんまり今流行っている、おしゃれなキャンプが好きではなくて。なるべくおしゃれに、ご飯も豪華に、というトレンドがあって、それも確かに一つの楽しみ方ではあると思います。個人的には、せっかく自然の中で過ごす貴重な時間は、頑張って背伸びするよりかは、なるべくシンプルに、自然体で居るように心掛けていますね。


―道具選びの基準を教えてください。

本物を使うようにしています。今はネットに安価なグッズが溢れているんですよ。手軽に始められる魅力はあっても、それは本家のアウトドブランドのアイテムを模倣している場合が多いんです。僕ら消費者が商品を購入してメーカーさんにお金を払うことで、その売り上げから、また新しい良質な道具が開発されるわけですから、そのサイクルを途絶えさせない為にも、本気で物作りに取り組む人たちにお金を落とすべきだと考えています。これは個人の考えなので、皆さんにそうしろと言うつもりはありません。一つアドバイスとしては、アウトドアギアは、火を扱ったり、危険も伴うので、安全性の面でもチープすぎる物は事故に繋がるリスクも孕んでいるのも事実なので、そこはよく考えて気をつけて欲しいですね。



―近年のアウトドアブームにおける問題点は他にも何か感じますか?

キャンプ人口が増えると、どうしてもマナーの問題は生まれますね。僕は、キャンプをする上で、大切なことが二つあると思っています。一つ目は”他人に迷惑をかけなけない”こと。例えば、他のお客さんも居るキャンプ場で、朝まで騒ぐのは普通に考えてダメですよね。二つ目は、”自然をなるべく傷つけない。”自然の中で過ごす遊びをしているので、これから先も遊べるように、自然を傷つけないようにして欲しいなと思いますね。逆に言えば、この二つの前提から逸脱しなければ、何をしたっていいんですよ。自然の中で一人コーヒーを飲んでくつろぐでも、友達と集まってお酒を飲んだり、料理に拘ったり、道具を愛でたり、何もしなくても良い。自分が考える楽しさを自由に追求できるという意味では、すごく遊びの幅が広い趣味だと思います。




―キャンプに苦手意識を持っている人も居ると思うのですが、そういった方たちに伝えたい魅力はなんでしょうか?

キャンプって野外で過ごすことじゃないですか。すごく昔に振り返れば人間ってもともと外に近い環境で生活していたはずですよね。そういった感覚は身体にDNAとして残っていると僕は思っています。ただ、現代のライフスタイルが都会的になりすぎているから、拒否反応を起こすんでしょうね。だから100人中、10人~20人ぐらいはキャンプが苦手な人って必ず居て、それは趣味嗜好の話なので、全然良いと思います。無理して外に出て大変な思いをしたら、きっとキャンプを嫌いになってしまうだけなので。自然って気持ち良いよねって気持ちがある人は是非一度、まずはコテージからなり、ステップを踏んで徐々に慣らしていってもらえればいいかなと。

―直近の目標はなんですか?

キャンプ場を作ることですね。キャンプは、人生を豊かにする、生きるモチベーションになる。それを伝えたくて始めた今の活動の一つのゴールになると思います。ずっとブログでも発信してきた、初心者に寄り添ったスタイルが僕たちの特徴でもあるので、”ベース”になるキャンプ場を作りたいんです。ベースには二つ意味があって、初めてキャンプをする人が僕らのキャンプ場を訪れて、キャンプについて学んで、キャンプのベース(基本)ができる。ベースには基地という意味もあるので、キャンパーさんにとっての週末のベース(基地)になる。あそこに行けばリセットできてまた気持ち良く日常に戻れる。そういうことができる場所にしたいと思っています。まだ、どんなフィールドになるかなどは発表できないのですが、楽しみにしていてください。


―それでは最後に、夢を教えてください。

キャンプは、いろんなものとコラボレーションできると思っています。少し前にワークマンのアイテムがキャンプで使えると話題になったことがあったんですよ。本来は、作業員の方たちが着る物ですが、異業種とキャンプが交わることで、新たな価値が生まれたわけです。そういうことがまだまだできると思っています。昔から、キャンプと車を組み合わせてプロモーションに使われることなんかはよくありましたが、もっともっと突拍子もない別の角度でもできると思うんです。例えばですけど、福祉とキャンプとか。いろんな可能性がまだまだあると思っているので、自分はそこを追求して、幅を広げて、キャンプを世の中にもっと浸透させていく活動をこれからもしようと思っています。


佐久間亮介

1990年生まれ、29歳。月間最高80万PVのキャンプブログを運営するブロガー、ライター、モデル、コーディネーター。キャンプのプロフェッショナルであり、何でも屋さん。


好奇心と自然を愛する気持ちを糧に、プロキャンパーという未知の世界を切り開いた佐久間さん。
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