search search

代々木上原的小話 その2「さゆりバイス誕生秘話」

代々木上原には独特の下町文化が存在している。世に広がる上品なイメージの下には、そこで生活をしていなければ知ることのできない魅力が潜んでいる。代々木上原的小話・その2では、隠れたご当地メニューともいえるかもしれない「さゆりバイス」の誕生秘話に迫ってみたい。


- 上原名物?随所でみかけるステッカー

TANA Dinerに貼られたステッカー

煮込みとお惣菜スタンド「ウエトミ」やエスニック料理店「TANA diner」で見かける、”さゆりバイスあり〼” のステッカー。文言と共に描かれた女の子には見覚えがある。グリコやGUのキャンペーンや、BRUTUS・Tarzanなどの表紙を飾るなど、多方面に活躍するイラストレーター・白根ゆたんぽ氏によるイラストに間違いない。なぜ、上原界隈の飲食店に彼のイラストがメニューと共に描かれているのか?その謎を紐解くべく、白根ゆたんぽ氏とさゆりさんに話を伺った。


- 串カツ屋で生まれた「さゆりバイス」


そもそも「さゆりバイス」とは、焼酎をバイスで割ったバイスサワーに梅干しを2つ追加したドリンク。さゆりさんが好んで頼んでいたものを勝手に「さゆりバイス」と呼び出したのが始まりだそうだ。代々木上原駅前にある串カツ居酒屋「民屋」にて、友人の真優さんがウーロンハイにレモンを入れたものを「真優セット」と称して頼む様子を見たさゆりさんが「さゆりバイスもメニュー化してよ〜」と冗談半分に頼んだところ、次に店を訪れると堂々とさゆりバイスがメニューに名を連ねていたのだとか。

ちなみに「真優セット」はメニュー化はしておらず、キンミヤをボトルでキープしている彼女がオーダーすると、キンミヤ・炭酸・ウーロン茶・レモンの4点セットが出てくる仕組みになっているそうだ。どちらもキンミヤをベースにしていることもあり、民屋オープン以来の常連である2人はなんとキンミヤ焼酎を100本以上空けているという強者である。

約1年ほど前にとある代々木上原の飲食店で出会ったばかりだという2人だが、常連として通う店やそこに集う知人も共通だったりし、すぐに気の合う飲み仲間へとなった。普段はなかなか友人のイラストを描くことはないというゆたんぽ氏だが、飲んでいるうちに気づけばさゆりさんをモデルにした、さゆりバイスステッカーが誕生していたのだとか。

そんなお酒好きの2人が常連として通う店には、各店オリジナルのさゆりバイスと共に店内のどこかにステッカーを見つけることができるだろう。そして、もし「さゆりバイス」というメニューを見つけたのならば、そこにはこの2人が現れるという目印とも言えるかもしれない。

SHARE

}