search search

しなやかにシーンを闊歩するANARCHY、「新夏祭り」に向けた思いを語る

8月31日に「1 OAK TOKYO」で開催される、KODE主催イベント『KODE x 1 OAK TOKYO新夏祭り』。そのメインアクトであるラッパーのANARCHYに、これまでの活動や、「新夏祭り」について聞いた。


―KODEの今年のコンセプトでもあり、8月31日に六本木1 OAK TOKYOで開催されるイベント『KODE x 1 OAK TOKYO新夏祭り』のテーマでもある、<New Standard>というワードですが、ANARCHYさんも常に新しい価値観を追求しながら活動を続けているイメージです。ご自身としてはどうお考えですか?


特にそういうことを意識してるわけではなくて、俺はただ同じことをやるのが嫌いというか。その時々で自分がやりたいことってけっこう違うし、アルバムを作りながら「次はあんなことしたいなあ」って次の作品のことを考えちゃうようなタイプなんですよ。だから流行ってるものに流されたりもするし、そういうことが合わさっていろんな形になってるのかな。

―“流行に流されてる”という意識があるんですね。

ああ、全然あります。流行って勝手に目に入ってくるじゃないですか。だから、「今だったらこういうことをやったら面白いかもな。じゃあ、こんなラップをしてみようか」みたいに、その時の流行りから選んで好きなようにやってます。“ANARCHYはこれ”っていう形があまり好きじゃないんですよ。

―ヒップホップって時代に合わせてドラスティックに流行が移り変わるジャンルだと思うんですけど、ANARCHYさんにはそれが合ってるんですね。

同じことを続けていく良さもわかります。ただ、全部同じように聴こえるアルバムを多いじゃないですか。だから、1曲ごとに形の違うものを作りたいと常に思ってますね。ファッションにしても音楽にしても、良くも悪くもこだわりがないというか、その時目の前にある好きな服を着て、その時に乗せたいラップを乗せて、っていうスタイルですね。


―でも、1stアルバム「Rob the World」(2006年)、2ndアルバム「Dream and Drama」(2008年)と立て続けに高評価を得た作品を発表したかと思えば、3rdではガラッと雰囲気を変えてMUROさんとガッツリ組んだ「Diggin’ Anarchy」(2011年)を発表するという展開は思い切りましたね。

思い切った感は自分のなかにはなくて、MUROくんには勝手に運命的なものを感じてて。あと、あの頃はコンセプトアルバムを作るのが好きやったんで、1人のプロデューサーとガッツリ組むことが多かったんですよ。でも、そういうスタイルもMUROくんまででしたね。

―その時々の自分の流行りに従って動く。

逆に、「Diggin’ Anarchy」までは流行りは考えてなくて、自分が何を言いたいかということを重視してました。その後ぐらいから「クラブで流れる音楽を作りたいなぁ」とかいろんなことを考え出しましたね。

―それで制作されたのがメジャー1作目「NEW YANKEE」ですね。フロア向けの楽曲が増えた作品でしたが、これも大胆な動きで。

あれはさすがに俺もビクビクしてました(笑)。「どう捉えられるかなぁ」って。でも、しっかり自分のやりたいことができたし、新しいものが作れたという手応えはありましたね。だから、自分のなかでチャレンジする部分が増えてきたのは「NEW YANKEE」ぐらいからかもしれないです。それまではチャレンジするというよりも、自分で自分のカラーを決めてしまってた気がするんですよね。それが、「そのときに自分が作りたいものを作りたい」とか、「今、DJがかけたいと思うような曲を書きたい」っていう考え方に変わってきましたね。

ANARCHY / Shake Dat Ass feat. AISHA


―その一方で、数年前にはハードコア・バンドSANDの楽曲「Vanilla Shake」に参加したり、今年は8月末から始まるCrossfaith主催のツアーからも声がかかって、東名阪4公演が控えていたり、ハードコアやラウドミュージックとの交流も活発です。今、ロックシーンにがっちり食い込んで活動できるラッパーってかなり珍しいと思うんですが。

俺はそんなガッツリやれてるイメージではないんですよ。SANDには混ぜてもらってるっていう感じやし、Crossfaithも向こうから声をかけてくれたらからやれてるだけで。

―でも、通常の対バンならまだあり得るかもしれないですけど、ツアーってなると声がかかるハードルはかなり高いですよ。

うん、だから「見る目あるやん」と思った(笑)。あはは! 俺、ロックとかレゲエのフェスに出させてもらうのがけっこう好きなんですよ。他のフィールドでやるのは楽しい。特にロックなんて、これはディスじゃないんですけど、いつも「俺のほうがロックじゃね?」って思いながらステージに上がってて、そういう新しいバイブスで勝負できてる気がするし、いつも遊ばせてもらってますね。

ANARCHY / チェインギャング (CHAINGANG)


―俳優業にも挑戦されてますよね。

まあ、あれはANARCHYのままでやってるだけなんで。でもそれも経験やし、自分は表現者としていろんなことやりたいと思ってるから、そういう意味ではここ何年かはチャレンジできてますね。

―俳優業をすることで、「何やってんだ、ANARCHY」と言われることは怖くなかったですか?

それは全然気にならなかったです。そういうふうに言われるやろうなあって思いはするけど、それを気にしてたら何もできなくなるじゃないですか。

―たしかに。


まあ、15年もやってたらいろいろ変わるし、「あの頃のあの曲が好きだった」っていう声も少なからず耳に入ってきたりもするけど、それはそれで面白いなあと思ってて。でも、たとえ音楽が変わったとしても、俺って中2ぐらいからずっとこのままなんですよ。町のやんちゃ坊主が音楽家になったっていうだけ。だから、「自分をこう見せてやろう」みたいな考えはないし、ありのままの自分でいることが一番大事やと思ってます。そりゃあ、音楽家としては迷走することもあります。でも、それはほんの一瞬。それよりも、ANARCHYでいることが俺の中では音楽より大事なことなんです。

―ヒップホップであるということすら関係ないかもしれない。

それが俺の夢でもあります。ANARCHYというジャンルになること。ヒップホップって言われてもいいし、ロックって言われてもいいし、どう捉えられてもいい。ANARCHYっていうジャンルをちゃんと確立できたら俺も本物になれるかな。まだまだフェイクです。

―いやいや(笑)。ラッパーなんて10年以上も一線で活躍できること自体が奇跡みたいなものじゃないですか。

しぶといだけです(笑)。あと、好きなことをやれてることに感謝できるようになってるし、成功するしないは人それぞれ違うにしても、好きなことをやり続けるっていうのはその気になればみんなできることやと思うから、それをやっている限りは俺のなかで終わりはないと思ってます。むしろ、自分が作っているものは完成すらしないのかもしれない。完成したら辞めるかもしれないですね。

―なるほど。

今まで作ってきたアルバムは全て気に入ってるけど、やりたいことは変わってくる。今、次の作品を作ってるんだけど、今回もまた新しいことをいろいろやってますよ。


―ああ、それは楽しみです。さて、8月31日に開催されるイベント『KODE x 1 OAK TOKYO新夏祭り』についてお聞きします。

俺ら日本人はみんな、お祭り好きですよ。音楽フェスとかパーティとかにみんな集まってきて、お酒飲んだり音楽聴いたり、楽しいですよね。

―お祭りって聞くだけで、気分がグッと上がりますから。しかも今回は“新夏祭り”です。

まあ、クラブで夏祭りをやるっていう時点で既に新しいですよね(笑)。

―たしかに(笑)。クラブと夏祭りのミスマッチ感にワクワクさせられます。

俺がライブやるからには沸かせたいですし、みんなが担いでくれる神輿の上で精一杯踊って、みんなを楽しませたいですね。

―1 OAK TOKYOは比較的新しいクラブだからまだ尻込みしてる人もいるかもしれないけど、あそこは音響がいいし、この機会に足を運んでもらいたいです。

そうですね。ちょっと敷居が高いイメージがあるかもしれないけど、ライブってなるとまた違った客層になると思うから、ヘッズが来たり、いつも1 OAKで遊んでる人が来たり、いつもとちょっと違った雰囲気になったらいいですね。

―8月31日は夏の終わりですし。

このパーティでみんなが燃え尽きてくれたらいいですね。夏の終わりって寂しいじゃないですか。だから、この日のパーティを楽しんでもらって、「ああ、夏終わっちゃったな……」って寂しくさせるぐらい、熱いお祭りにできたら最高ですね。


ANARCHYなど、豪華アーティストが出演する「KODE x 1 OAK TOKYO新夏祭り」に150組300名様をご招待!新しい時代の夏祭りを是非体験してほしい。


KODE x 1 OAK TOKYO新夏祭り

開催日時:2018年8月31日(金)18:30〜21:30
開催場所:1 OAK TOKYO(東京都港区六本木5-10-25)
出演者:ANARCHYなど、順次公開予定
※本イベントは完全招待制であり、その資格は下記に記載しております抽選方法によって決定いたします。
※事情により出演者、開始時間が変更になる場合がございます。予めご了承ください。

【応募資格】
KODEメンバー
※メンバー登録が未だの方は、新規登録ボタンからお申込み下さい。

【当選者数】
150組300名様

【応募締切】
2018年8月22日(水)

【当選発表】
発表は登録頂いたメールにご連絡いたします。
※当日、当選メールをエントランスでご提示ください。
※入場は20歳以上の成人者のみに限ります。ご当選された方と同伴者の方へ当日は年齢確認書類のご提示いただきますので、運転免許証等の顔写真付き公的身分証明書を必ずお持ちください。成人確認が取れない場合、入場をお断りさせていただきます。


既にメンバー登録がお済みの方は下記ボタンより応募してください



ANARCHY
京都・向島団地出身。父子家庭で育ち、荒れた少年時代を経て逆境に打ち勝つ精神を培い、成功への渇望を実現するため、ラッパーとして活動することを決意。2005年のデビュー以降、異例のスピードで台頭し、京都のみならず日本を代表するラッパーの地位を確立。2014年にはメジャー・デビューを果たし、更にスケールアップした存在感でリスナーを魅了している。

SHARE

}