search search

GUCCIが敬意を表する店舗「Waltz」のテーププレゼント

ファッションブランドGUCCIが影響を受けた場所として、世界各国の文化的なスポットを認定していく企画「GUCCI PLACES」。日本では中目黒にあるカセットテープ専門店「Waltz(ワルツ)」が認定され、ファッション関係者や好事家に話題となっている。今回はWaltzのベストセラー作品の続編、ミックステープレーベル「Mastered Hissnoise」から3月7日にリリースされたばかりのDJ WADAの新作カセットテープ「key of life」をプレゼントしたい。


―ラグジュアリーブランドGUCCIとの関係性

「GUCCI PLACES」は、GUCCIにインスピレーションを与えた世界中の場所へと案内するプロジェクト。そのひとつとして、カセットテープという古き良きメディアに新しい息吹を与えた文化的なスポットとしてWaltzが選ばれた。今後はGUCCIとのコラボレーション企画がスタートするそうだ。

2017年7月にスタートしたこのプロジェクト。まず最初に選ばれたのは、イングランドのダービーシャーにある歴史ある邸宅「チャッツワース・ハウス」。そして、イタリア・フィレンツェ近郊のトスカーナ地方の丘陵地帯にある古城「カステッロ・ソンニーノ」など、歴史的な建築物と並び、日本のスポットとしてWaltzが選定された。まさに異例の大抜擢と言えるだろう。


―世界で唯一のカセットテープ専門店

2015年8月にオープンしたWaltzは、中目黒駅から徒歩15分ほどの閑静な住宅街の一角に店を構える。取り扱うラインナップは、カセットテープだけでなく、リペアされた中古のラジカセやポータブルカセットプレイヤー、音楽書からビンテージの雑誌、そして映画のパンフレットまでが並ぶ。デジタルコンテンツは一切なく、アナログならではの名品に囲まれる空間だ。

既存のレコードショップとは一線を画した内装も特徴だ。店長によって厳選されたカセットテープが陳列される棚は、アンティーク家具で統一感を図っている。それによってアートワークが美術作品のようにぐっと引き締まって見え、作品自体の価値を上げている。ちなみにオンラインから商品が購入できないのもこだわりのひとつ。購入までの体験が重要なのだ。

―価値を伝えるためアートギャラリーを彷彿させる店内

常連も有名人が多数。客として訪れているので名前を挙げることができないが、誰もが知るミュージシャンやファッションデザイナーなどが、他店にはない刺激を求めて足を運んでいるという。また、観光スポットとして海外から来たアーティストを案内して連れてくる人も多い。それゆえに国外へ噂が出回ったそうだ。

この世界中を見渡しても他にはないカセットテープ専門店を運営する店主は、角田太郎氏。幼少の頃はニューウェーブ青年でラジオでのエアチェックを欠かさなかったという根っからの音楽好き。90年代のレコードブームの一翼を担っていたレコードショップ「WAVE」でバイヤーを勤め、00年代にはオンラインショップ「amazon」の音楽部門などに従事していた。時代ごとの音楽の需要のされ方ととともに歩んできた経歴の持ち主だ。

もともと仕事柄海外出張が多く、各国のレコードショップに足を運び日々リサーチをしていた。そして独立する際には、大手のレコードショップではできない個人ならではの店舗を運営したいという想いから、カセットテープ専門店の開店に至ったという。


―他になくてもやっていくという店主の気概

昨今騒がれているカセットテープブームの実感について伺うと、「カセットテープは流行っていないんですよ」という意外な解答が……。その理由を問うと「リリースの点数は増えていますが大きなものではないんです。みなさんの周りで買っている人はそんなにいないでしょう? また、店舗を長期的に運営するためにも、一過性のムーヴメントとして消費されないように録音メディアの選択肢のひとつとして定着させたいのが自分の想いです」と先を見据えた方針を語ってくれた。

では、このどこにもない店はどういった着想から生まれたのだろうか? 「既存のレコード屋は参考にしていないんですよ。強いて言えばインテリア家具を販売している『D&DEPARTMENT TOKYO』ですね。店舗を丁寧にデザインすることで、ひとつひとつの作品の見せ方をより良く見せて、作品の価値を高めていくことに繋げています。例えば、アンティークの木製テーブルの上に説明の書かれたキャプションを付けて陳列することによって、ダンボールの中に雑多に入っている商品とは見え方が違ってくるはずです」。インテリアやデザインなど、音楽シーン以外からのアイデアを組み合わせたことが着想の原点なのだろう。

現在、サブスクリプションサービスで音楽を聴くことが当たり前になったが、聴き放題とはいっても大量の音源を聴きれない。そういった中、Waltzのように音楽との出会い方を含めて再検討し、音楽の価値を高めていく方針はアーティストや音楽シーンにとって意義のある試みだ。


―テクノシーンの重鎮によるエクスクルーシヴな一本

今回リリースされたミックステープは、DJ WADA「 Key of Life (Waltz exclusive)」。前作のミックステープの内容に魅了されて入荷し、店頭での反応も良かったため、エクスクルーシヴな新作をリリースすることになった。本作はより一層ディープでジャジーなエレクトロニックミュージックを追求し、ホームリスニングに適した内容となっている。

DJ WADAは30年以上キャリアのあるDJ。ディスコからテクノへの隆盛を体験した生き証人でもある。青山のクラブ「Maniac Love」では12年間レジデントDJとして90年代のテクノシーンを担ってきた。また国内外のフェスにも出演するなど、熟練のプレイで多くのクラウドを魅了し続けている。それだけでなく、オリジナルトラックを海外からリリースするなどチャレンジを続け、自身の世界観を音で表現してきたアーティストである。


―テープならではの音響を熟考したマスタリング

リリース元となるレーベルは「Mastered Hissnoise」。国内のクラブミュージック・シーンで活動するDJたちの音源をCDではなく、あえてカセットテープでリリースし続けている。このレーベルの特筆すべき点といえば、DJから預かった音源をマスタリングし直していること。カセットデッキならではの出音を想定した上で、温かみのありながら厚みのある出音に仕上げ、他のカセットテープ作品では体験できない深みのある音響経験をパッケージングしている。

このレーベルの注目するべき点は、もう一点ある。国内クラブミュージックシーンとのコネクションがあり、現場経験を重ねたDJのみを厳選している。ファーストリリースである神宮前の老舗DJバーBonoboの店長SEIのミックステープを皮切りに、現在までに20作品以上をリリースしている。20年続くロングランパーティ「Gallery」主宰・長谷川賢司のミックステープのリリースの際には、渋谷のアパレルショップ「吾亦紅(ワレモコウ)」でリリースパーティが行われた。レーベルのミックステープは、ワタリウム美術館ミュージアムショップでの企画展「Boom & Tapes」で5月13日まで販売され、多方面への展開が見逃せないレーベルだ。


最後まで読んでいただいた読者には、この厳選されたセレクトショップが推薦するミックステープ、DJ WADA「 Key of Life (Waltz exclusive)」とカセットプレイヤーをセットでプレゼント!DJ WADAによって丁寧に磨き澄まされた大人向けのテクノを体験してほしい 。今すぐ「KODE」メンバーに登録してプレゼントをゲットしよう!


SHARE

}