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【JBL Bar2.0 ALL-in-Oneが当たる】レジェンドDJに聞く未来の音楽の楽しみ方

スピード感を持ってフレッシュに多角的なアウトプットを

1990年にDJ活動をスタートさせ、現在もシーンを牽引するDJ HASEBE。クラブシーンの誰もが知っている日本を代表するDJだ。今回のコロナ禍を経て、DJ HASEBEはいち早く配信DJに注目し、"投げ銭"のシステムを取り入れたインスタライブ「Welcome to my room」を展開した。この新たなアプローチは多くの音楽リスナーの注目を集め、大きな反響を生み出す。アーティストもクラブも変わらざるを得ない状況下で、DJ HASEBEはよりスピーディにリスナーと音楽を享受し合う関係の必要性について考えていた。


ーDJ HASEBEさんが配信DJを始めて、感じられたことは?

ライブ配信を始めたのは3月末くらいから。金土日を中心にやっていたんですけど、スタート時、お客さんの瞬発力が良かったんですよ。現在、家庭を持っている層がリスナーとして観てくれた感覚がありました。彼らは90~2000年代初期の頃、実際にクラブに来ていたお客さんで、今では各々家庭や仕事を持っている世代だと思います。そういった世代が戻ってきてくれたように感じられたのが嬉しかったですね。もちろん、このコロナ禍を受けて自宅で観てくれていた人も多かったと思いますけど。


ー反響はどんなところに表れましたか?

インスタライブで配信を行なったんですけど、フォロワー数が1ヶ月で5000人くらい延びました。

ーすごい伸び率ですよね。そもそも配信DJを行おうと思ったきっかけは?

他にやれることがなかったんですよ。3月中旬以降、徐々にクラブ営業ができなくなり、小規模なイベントも開催できなくなってきて何かやれることはないかって模索していたときにインスタライブで配信DJをしようと思ったんです。


ー3月末には世界中のDJがそれぞれ配信などの活動をスタートさせた時期でもありました。

そうですね。自分が実験をしている期間に海外のDJもインスタライブで配信をスタートさせていて、タイミング的に偶然合致したんですよ。それまで、どのメディアを使って配信するかについても悩んでいたんですけど、インスタグラムはライブ配信の通知機能がわかりやすいですし、リスナーにとっても受け入れやすい媒体ですからね。


ー配信DJをスタートさせるにあたって準備したのは?

iPhone用のオーディオインターフェースとかiPad、それにスタンド、マイクや付属品などを揃えて。あとはアーカイブを観やすいように時計を入れてみたり整えたり、収益の面を考慮して投げ銭の機能を付加させたりだとか。そのようにして環境を整備していきました。



ー配信を行ううえで、どのようなスタンスでDJをやっていたんですか?

頑張りすぎないこと(笑)。ーーと、考えていたんですけど実際はけっこう大変なんです。飽くまでも自宅のいる時間を活かしてリラックスした環境で、無理せずやろうと思っていたんですけど。


ーどんな点が大変でしたか?

最初に「投げ銭してくれた人はリクエストを受け付けます」といったことを宣言していたんですけど、それが思っていたよりも好評で。けっこうな件数があるので、それをまとめるのが大変だったんです。すべてのリクエストに応えていたら2時間を超えてしまう事態になってしまっていたので、それをなるべく1時間にまとめようとしたり並行してプレゼント企画を行ったりしていて。というのも、インスタのライブ配信って1時間で1回切れてしまうじゃないですか。その対策ですね。いつの間にか、ゆるくやっていくつもりが1日の時間をほぼ配信のために使わなくてはいけないような感じになっていって(笑)。もちろん、こんなにも反響をいただけることはありがたい限りですし、もっと効率良くしていけるように改善しようと考えていますが、現段階ではそんな感じです。


ーDJ HASEBEさんが配信DJをスタートさせたのは、コロナ禍を踏まえてのことですが、世間では一旦、緊急事態宣言が解除されました。今後、配信については行っていく予定ですか?

コロナ禍におけるライブ配信という形は一旦終了になります。これを今後どのように継続していくかについては世間の状況を踏まえながら検討中です。でも、配信を観てくれた人や付いてきてくれたファンに、一連の配信活動をどうやって良い形で残していくかを考えるのは、自分にとってとてもメリットのあることなんです。それに、こうやって同じ音楽を共有してくれた人が増えたというのは、今後活動していくうえで夢を与えてくれました。


ーでは、配信DJならではの魅力はどんなところに感じましたか?

リスナーがコメントを残せる点ですね。クラブでプレイしている最中では、お客さんと会話できないじゃないですか。配信だとコミュニケーションを取りながらDJできたので新鮮でした。そもそも僕は自宅配信ならではのゆるさが欲しかったので、お客さんと話しながらチルできる構図を作ることができて面白かったですね。


ー確かにクラブの現場ではできないことですね。

そう。今回の配信でコメントをくれるリスナーを総じて”おこめ"って名付けたんですけど、それを気に入ってくれて、LINEでチャットグループを作ったり、楽しく活用してくれる人たちもいて。そんなアクションが純粋に面白いと感じられましたね。そこから新たに学べることもあったし、考えさせられる部分もありました。刺激的でしたし、すごく楽しませてもらったっていうのはありますね。

ーちなみに自宅で配信のDJやフェスを楽しむのであればスピーカーは重要かと思いますが、選ぶときのポイントがあれば教えて頂きたいです。

良いスピーカーを選ぶということはもちろん重要です。でも、僕がやっている配信DJはラジオを自宅で流しているような感覚も自分のなかであったので、徹底的に良質なサウンドにこだわるというよりもミニマムでローファイな感じなんですよ。そのくらいのゆるさでやっていたので。

ー確かに配信DJのアーカイブを観ても、アナログな機材が目に入りますね。

もちろん、Bluetoothのスピーカーからレンジ感の広いサウンドを流して楽しんでくれていたリスナーもいっぱいいると思います。ただ、僕が思うのは、音質云々だけではなく、スピーカーの面構えや自分の好みのものを部屋に置くだとか、そういう雰囲気作りがすごく重要なんです。


ー今後、音楽シーンはどのように変わっていくと思いますか?

緊急事態宣言が解除され、今後どのような世の中になるのかはわからないですが、状況によっては今まで通りにはいかなくなるでしょうね。コロナ禍以前の状態に戻ることがないでしょうし、クラブの在り方や音楽の楽しみ方も、状況に応じた形に変わらざるを得ないと思います。色んな面でお客さんも主催者サイド、クラブの運営サイドも対応していかないとシーンは成立していかないでしょうね。あらゆることを考えながら実験やシミュレーションを繰り返して具体的な形にしていかなくちゃいけないと感じます。


ーでは、DJ HASEBEさんの今後の活動については?

リリースに関しては夏に30周年アルバムと、先行シングルも配信予定です。根本的な部分に関しては”原点に戻る"ではないですけど音楽をたくさん作っていきたいですね。まずは音楽制作を続けながら、サブスクなどを活用した音楽配信のやり方や、そこに対して自分がどうアクションできるかを考えていきます。いかにして良いものをコンスタントに自分のターゲット層に届けていくことができるか。今回のコロナ禍の中で、活動のスピード感が重要だということを学ぶことができたので、そこを考えつつ。あとはいかに自分の表現をアウトプットする手段を多角的に用意していくかどうか、ですね。リスクを回避しながら発信していく必要があることを今回は学ばせてもらいました。自分が良いと感じるものをフレッシュな状態でストレートに、それに適したプラットフォームを介して伝えていきたいと思います。


DJ HASEBE

1990年よりDJとしてのキャリアをスタートさせた国内を代表するDJ、サウンドプロデューサー。OLD NICK名義でも活動している。2015年にはクラウドファンディングを利用した作品制作を行うなど、新たな発信方法をいち早く取り入れた活動で、常にシーンを牽引する。

https://twitter.com/djhasebe
https://www.instagram.com/oldnick/


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