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DJ NOBUが対峙するダンスフロア 後編

前編ではオーディエンスをよく観察し、そしてダンスフロアの雰囲気、また屋外イベントなら状況や環境までを知り尽くそうとする姿勢を教えてくれたDJ NOBU。彼が定期的にイベント出演、そして年一回のクロージングDJを行っているベルリンのBerghainでは、特にDJ NOBUはエモーショナルに、そしてゾーンに入っていく。


ーDJ NOBUにとってのBerghain

DJ NOBU「Berghainは、言うならピュアなバイブスに充満されている、としか言いようがないかな。音楽への没頭だったり、音楽を必要としている人、ほら『Last Night a D.J. Saved My Life』じゃないけど本当に救いを音楽やダンスに求めて来ている人も多いから。やっぱり特別な場所だし、自分も特別な場所と知っているから」


Berghainでのイベントは何十時間にも渡って開催される。その間音が絶えることなく流れ、オーディエンスの身体はイベント終了まで止まることがない。そのイベントのフィナーレ、と言っても最後の11時間くらいをDJ NOBUは1年に一度担当する。


DJ NOBU「クロージングDJは、そのパーティの全責任を負うっていうわけじゃないけど、お客さんの期待は高い。なんと言っても、マイノリティの人たちも数多く集まってくる場所で、その人達の生きるというの表現の一つとしてダンスするということがあるわけだから。踊ることが自分は生きているっていう、感情をさらけ出す場所なわけで。それに対して自分も本気でぶつかるし、どの現場が特別と順位をつけることは絶対にないけど、ここを特別な場所と感じることはやっぱりある」


BerghainのクロージングでのDJは、ゾーンを超えていく感覚があると語る。「自分は今までの経験やスキル、すべてをぶつけていくし、オーディエンスはそれに答えてくれたり、期待をしてくれたりする。だから、ダンスフロアっていうのはお互いに作り上げる喜びがあるよね。片方が満足して終わりではなく、コミュニケーションでもあるし、むしろ自分も感動させてもらえるような」。DJへの期待、それに応えるDJ、そしてDJへのリアクション。DJ NOBUが対峙するダンスフロアには、ピュアな音楽体験の一つの形がある。


ーDJ NOBUが夏におすすめする自信のDJ MIX

DJ NOBUの最新MIXはこちらで聞くことができる。バルセロナで6月に開催されたSónar Festivalに寄せられたDJ MIXだ。「今年の春に録音したんだけど、今夏の酷暑を予想していたかのような、カラッとしたMIXに仕上がってるよ」との談。今年の夏もヨーロッパやアメリカ、そしてメキシコやインドでの初公演も控えるDJ NOBUの最先端のMIXを楽しんでほしい。




INTERVIEW & PHOTOGRAPHY : Jun Yokoyama

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