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一夏の最後を彩る新夏祭りの鼓動

8月最後の週末に一夏の想いを込めた<新夏祭り>。KODEがお贈りするナイトパーティーのために早々と「1 OAK TOKYO」に駆けつけてくれた“こだわり”を身にまとう人々。六本木の夕闇に列をなす、どの表情にも東京という街の夏の一夜に期待がふくらんでいく。エントランスゲートを通り抜けながら、パーティーの空間へとそれぞれの“MIND”を切り替えていく。「INARI」のサングラスをかけた稲荷の面が招待客を艶然と出迎え、縁取られたモニターはKODEが体現するこの一夜が特別なものであることをそっと匂わせる−


KODE色に染められた空間に、いつもとは少し違う表情を見せる「1 OAK TOKYO」。個性的なアイウェアを生み出す「INARI」のアイデンティティと癒合した新しい形のパーティー<新夏祭り>がここにはじまる。


色とりどりに灯る提灯や綿アメを手に普段とは少し雰囲気がちがうフロアをDJがパーティー空間へとリードする。六本木の夜に浮かんだ<新夏祭り>を楽しむ招待客がモヒートを手にステージの方に目を向けると、そこに光に導かれて威容な姿を現す舞殿。プロジェクションマッピングに目を奪われながら、招待客はある種の連帯をともないながら高揚感がそれぞれの四肢を包み込む。複雑に絡み合った光と音の洪水に飲み込まれる、その顔こそは夏の最後の夜にふさわしいものだ。



フロアに押し寄せる招待客がDJパフォーマンスに反応を合わせて、それぞれの良い時間を楽しむ中、和太鼓の芯を叩く音が全身に響き渡りパーティーのオープニングを告げる。フロアから伝わるオーディエンスの鼓動が早鐘のように会場の端々にまで行き渡る。振動が伝わる度に正体のない神経が高ぶり、白塗りの大鳥居に浮かび上がるライトがKODEの輪郭を現しだして、いよいよ<新夏祭り>の開幕だ。


一瞬間の暗闇。オーディエンスの呼吸。静寂の音が広がる。GOMESSのライムがはじまり、フロウがカウントダウンのように浸透する。RAPとは生き方を自己表現する手段だ。言葉の雨を浴びるフリースタイル、RAP、それが生きているライフタイム。人々はそれを飲み込む。放つ方も、受け取る側も、それが今日という日の“LIVE”なのだ。スポットライトと衆目を集めるラッパーという存在にこの祭りの本当がある。


DJのピッチが強く低音を打ち鳴らす。オーディエンスの体を貫くYDIZZYのアクトにフロアが反応して、ますますその重心をHIP HOPサウンドに預けるようになる。この日、招待されたストリートカルチャーを信望するオーディエンスがYDIZZYのライムに呼応する。


パスされてつながるMC。続いて登壇したKEN THE 390のメロウなフロウに、フロアはひと時のダンスタイムに揺れる。HIP HOPの御旗のもとに集った選りすぐりのラッパーたちとオーディエンス。それぞれの胸の内に抱くそれぞれの人生のステージを代弁するかのようなパフォーマンスにみんなが夢を見る。


HIP HOPにレゲエトーンのビートを織り交ぜて刻むDJが、フェードするMCとMCとの間に気分を盛り上げる。いよいよ登場した“誰よりも元気モリモリ”の真打ANARCHYのオーディエンスを刺激するRAPが「1 OAK TOKYO」に振動して、パフォーマンスがすべてを覆い尽くす。会場に居合わせた誰もが待ち構える中、頭頂で2つにまとめたヘアスタイルを挨拶がわりにANARCHYのペースにフロアはあっという間に持っていかれた。

 

ライムとともにオーディエンスと掛け合い、スキルがものを言うラッパーという生き方。曲間のMCでもANARCHY節で沸かせるその様から目を離すことができずに、音の嵐に「1 OAK」全体が巻き込まれるかのようだ。スペシャルゲストで召喚されたAWICHに祭りのボルテージは最高に。2MCのコールにレスポンスを返すオーディエンス。サークルの波がフロアをかき分けて、フロアはそれぞれの生き様を体現し、一つとなった。この夜、最も大きな興奮を巻き起こしたANARCHYのアクトが波及して、この現場が世界中で最もホットなスポットであることをどの人の表情も物語った。


深いグリーンに彩られた「1 OAK TOKYO」での<新夏祭り>の夜。色とりどりの個性が集まって行われたナイトパーティーは、お互いの存在へのリスペクトと共感できる“何か”を求めて体感する、大都会東京・六本木に空間化した新たなる夏祭りの形となった。ファイナルアクトを飾ったANARCHYが綴る−
「僕たちは何のためにこの世に生まれて来たんだろう−ヒトヒトリフタリ−君は一人じゃないよ」
確かなMCスキルに支えられたラッパーという存在に、<新夏祭り>を目の当たりにした当事者のすべてがこの現実を感じ取ったのではないだろうか。

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