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韻シストが選ぶ、大阪ソウルフードに合う魂の音楽

生演奏によるヒップホップというスタイルを確立し、20年もの間シーンを牽引して来た大阪出身の5人組、韻シスト。結成以来ずっと大阪を拠点に活動して来た彼らに、大阪のソウルフードに合うBGMを選んでもらった。ビール片手に粉物をつついて酔いどれてみてはいかがだろう。

 「やっぱり、大阪といえば憂歌団でしょ。この前、西成あたりの立ち飲み屋さんへ先輩と行った時、憂歌団の木村さんがたまたまライヴをされていて。こんなフラットに木村さんが演奏してはんのや、と衝撃だった」(TAROW-ONE - Drums)

「曲で言ったら何かなあ。やっぱり“嫌んなった”? 暗い歌やけど、大阪っぽくないですか? 西成の居酒屋で聴いたらハマるやろうなあ」(TAKU - Guitar)

「ハマり過ぎやろ(笑)。憂歌団と路線は似てるけど、ザ・たこさんとかも大阪っぽい。昔、一緒にライヴに出させてもらったことがあって、すっごい面白い人やった。ボーカルの安藤八主博さん、元プロレスラーで見た目メッチャいかついのに、腰が低くてええ人なんですよね」(Shyoudog - Bass)

「そんなザ・たこさん、“ナイスミドルのテーマ”という曲がオススメ。20代の頃よう聴いてたなあ」(サッコン - MC)


「ヒップホップだったら韻踏合組合かな。“LAST MEAL”っていう曲があるんですけど、「死ぬ前に何食いたいか?」っていうお題で、「俺やったら寿司!」みたいなラップをしていくんですよ。で、最後にHIDADDYが「俺は、何を食うかよりも誰と食うかが大事や」みたいなことをいう。……それ、お題のルール変わっとるやん! ってツッコミを入れつつ(笑)、いい曲やなって思うんですよね。メチャクチャ感動的な曲なんだけど、オチを忘れないのは大阪っぽい」 (BASI - MC)

「俺は、大阪といえばトランペット奏者のMITCHさんかな。韻シストが梅田でやっているマンスリーイベントの会場・ニューサントリー5を紹介してくれた人。スタンダードなジャズをよくカバーしてて、どんな曲でもちゃんと自分の味にしてはる人。しかも、大阪っぽさがメチャメチャ溢れてる。ニューオリンズっぽいというか……そもそも、ニューオリンズの土着な感じって大阪っぽいんですよね。色んなカバーを聴いてきたけど、強いて1曲挙げるならアイズレー・ブラザーズの“Don't Let Me Be Lonely Tonight”かな。メチャメチャいなたくて最高の曲。夜通し飲んで、朝日を浴びながらフラフラの状態で聴くのがオススメです(笑)」(TAKU)



TEXT : Takanori Kuroda
PHOTO : Banri

韻シスト (IN-SIST)

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