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真鍋大度のDJプレイの裏側

DJでは、2006年からずっとAbleton Liveを使い続ける真鍋。そのDJプレイのスタイルは、トラックメイキングとDJの中間といったところ。様々なビートを被せて、リアルタイムでリミックスをしているかのような実験性を兼ね備えたプレイだ。様々な音がかぶさるため、Shazamではひっかからないと言われることも………。

「DJに関していうと同じフォーマットでやってデータを集めるのが大事だと思っているんです。Abletonだと2006年のファイルも開けるんですよね。僕はずっとブログを書いていたんですが、それは後から自分の言葉を解析して、よく使っているワードを見つけたり、ちょっとしたデータを使った遊びが出来るから。それと同じように、DJプレイのデータでも何か遊ぶ事ができたらと思っているんです。基本的に4トラックしか重ねないようにしています。あとはalsファイル(Abletonのファイルフォーマット)って、xmlファイルを圧縮してるだけなのでジェネレートするのが簡単なんですよ。AIDJをやっていた頃はalsのファイルをジェネって外部アプリからコントロールしてました」


―購入したリストもシェア

ジャンル問わず様々なアーティストと競演の機会が多い真鍋だが、新しい音楽の情報はNosaj ThingやFalty DLら、海外アーティストの友人を通して入ってくることが多いという。一体どこで、DJ用のトラックを購入しているのだろうか。

「Boomkat、Bleep、Beatport、Digital Tunes、iTunesも使いますが、最近はほとんどBandcampです。曲数が膨大になってしまいますがレーベルまとめ買いをすることも多いです。最近はStreet Technoと呼ばれる荒っぽいテクノやアフリカのアンダーグラウンドGQOM(ゴム)っぽいのと、ヒッピホップのブートレグっぽいリミックスを集めていますが無茶苦茶雑食です。今はいくらでもフリーで楽曲を手に入れる方法がありますが、そんな世の中だからこそ、ちゃんと買ってアーティストを応援したい。Bandcampだと自分が買ったコレクション(https://bandcamp.com/daito)を他の人に見てもらえるのもいいですね。次はShazamにかざしたら鳴ってる曲と解析されて出てくる曲が違うとか、機械やAIを騙すようなエフェクターみたいなのを作りたいなと思ってます」

プログラマーとしてオープンソース文化に慣れ親しんできた真鍋には、自分の購入したリストを公開してシーンに貢献するのは自然なことなのだろう。


TEXT:齋藤あきこ
PHOTO:菊池良助

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