search search

聴き流し、対峙し、繰り返す。尾花大輔の音事情

音楽について。曰く、コレクションのヒントを何か特定の音楽ジャンル、或いはアーティストに求めることは少ないという尾花氏。しかしながらクリエイションに際しての音楽事情には、クリエイター然としたこだわりがあった。

「何か物を作る時は、そのアイディアが湧いた時にかかっていた曲を延々とループさせています。そういう時って大体、頭の中に沢山の情報が入り乱れている状態だから、サブリミナル的に音を同じにしておかないと、自分が何を選んだのかとか、忘れてしまうことも多いんですよね。反面、普段の生活の中で音楽を聴く時は、かなり無作為。何かひとつ気に入った音に出会ったら、そこから類似のアーティストやレーベルなどを基準にシャッフルさせていく感じですね」。



chelmico
「言うなれば『ゆるふわラップ』的な。アイドルでもなければサブカルでもない、絶妙のユルさが癖になって、ここ1 週間くらいよく聴いてます。耳障りな感じが全然なくて、とにかく聴きやすいんですよね。疲れてんのかな(笑)」。



5Lack
「最近、ラッパーの5lack 君に会う機会があって。ちょうどその頃、彼が久石譲さんのトラックでラップしている曲を聴いて『カッコイイな』と思っていたタイミングだったので、そこからさらに頻繁に聴くようになりました」。



エレファントカシマシ
「ボーカルの宮本さんが、ウチのスーツとシャツをこよなくご愛用いただいているという事もあり、今年デビュー30 周年という特別な局面で、色々とサポートさせていただいております。そして、ライブに行く前という事で、改めて復習中。先の2 つは作業中に聴き流す感じですが、こちらは精神的にグッと上げたい時に、音に対峙するように聴いてます」。


「こうやって改めて挙げてみると、なんだか日本人三昧ですね。特に邦楽好きというわけではないんですが、恐らく最近の若い日本のアーティストって物凄い量の情報を持っていて、それらを秒単位で切り刻んでサンプリングしているから、こっちが気持ち良く聴けるのは当然なんだと思うんですよ。エレファントカシマシさんのように、こちらも心構えをしてしっかり曲に対峙するのも大切だけど、ストレスフリーでスルっと聴き流せるっていうのも大切なんじゃないかって、最近は思うようになりましたね」。

SHARE

}