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サイプレス上野が収集する秘蔵のプロレスグッズ
ー当時斬新なデザインで話題になった逸品
「<W★ING>は『悪魔のいけにえ』のレザーフェイスとか、『13日の金曜日』のフレディとかの格好をしたレスラーが、チェーンソーなんかを持って客を追っかけ回したあと、デスマッチをやるっていう。そのノリが小学生マインドにハマって好きだったんですよ。でも、結局、給料未払いが多くて崩壊しちゃう。ちなみに、グッズは植地毅(パンク・バンドのデザイナー、マンガや映画、ゲーム等のマニアとしても著名)さんが手掛けていたんですけど、小学生にとっては高くて持ってるひとが羨ましかったんで、いまここぞとばかりに大人買いしてます」。
サイプレス上野と相方のロベルト吉野のライヴは見事なエンターテイメントである。もしくは、それはプロレスのリングをステージに置き換えたものなのかもしれない。
TEXT: 磯部涼
PHOTO: 寺沢美遊