search search

小さなスケートショップTHE 1st SHOPが発信するバイブス

キラー通りにあるタバコスタンドを改装

渋谷や原宿の喧騒から少し離れ、美術館や好感度なインテリアショップなどが立ち並ぶ北青山エリア。都会的で落ち着いた雰囲気を醸すこの界隈において、独自の解釈でスケートカルチャーを発信する店がある。週一度、土曜日にしかオープンしないという独特なスタイルで知られるこの店は、一畳に満たないスペースに、様々なアイテムが所狭しとディスプレイされている。東京で一番小さなスケートショップ、[THE 1st SHOP]の魅力はどこにあるのか。現在店長を務めるFUSEさんに話を聞いた。


—[THE 1st SHOP]が誕生したバックストーリーを教えてください。
 
僕はオープンのときにいたわけではないので、聞いた話になってしまうのですが、お店の名前は言葉の通り「一番店」という意味です。もともとベイリーストックマンというウエスタンブーツ屋さんがルーツとしてあって。結構歴史のあるショップなんですけど、そこが最初にウエスタンブーツを売り出した場所が、今こうしてお店を出している場所なんですね。「一番最初」に、ウエスタンブーツを売り始めた商売の原点とも言える特別なところなので、その系譜やストーリーは引き継ぎながら、スケートショップをやったら面白いんじゃないか?という目論見でスタートしたみたいです。ある時期にはタバコ屋だったこともあったくらい、畳一畳もない狭いスペースなのですが、毎週土曜日限定で営業しています。



—商品のラインナップはどのようなもので構成されていますか。

スラッシャーマガジンの書体を模したグッズなど、王道のストリートっぽい味付けをしたオリジナルから、海外で仕入れてきたセレクトアイテムまで、雑多ですがバリエーション豊かにいろんなものを置いています。


—アメリカ生産の「ギルダン」のパックTシャツなど、王道でありながら一歩ずらしたようなセンスの良さが光りますね。オススメのアイテムは何ですか。

インナーでも使えて、オールシーズン着れるという意味ではロゴTとかの動きは早いし人気です。お店の看板アイテムという感じはありますね。同じくロゴがプリントされたスケートボードもオススメです。


—いまFUSEさんが被っているキャップも、とってもキュートですね。

ニューヨークに[Park Delicatessen]という花屋があって、そことのコラボレーションアイテムです。ルーツがアメリカのものというのはお店の中に多いかもしれないですね。


—お店へ遊びに来るお客さんはどんな方が多いですか。

もともと知っている人や、このお店を目がけて来てくれる人が多いです。前の店長はスケーターの子だったから、そのときはスケーターの子が多かった。でも現在は特定のジャンルの人だけって感じじゃないですね。最近は減りましたけど、一時期、格闘家の山本“KID”さんがTシャツを着てくれていて。そのときには格闘技をやっていそうな人がよく来ていましたよ。
 
—ところでFUSEさんは、このお店ではいつから働いているんですか。
 
ちょうど2年くらいになります。きっかけとしては、隣の建物である[C.O.D]というホットドッグ屋で個展をやっていたんですよ。その時に今のオーナーからたまたま声をかけられて。


—声をかけられて、「働こう」と思った一番の理由はなんですか。

特殊な場所だと思うんですよね。この店自体は元々知っていて「面白そうなところだな」とは思っていたし、ただ場所として面白いんじゃなくて、スタイルもあってかっこよかった。せっかく声をかけてもらったのなら、断る理由が見つからなかったです。


—スケートアイテムが中心に展開されていますが、FUSEさん自身はスケートもされるんですか?
 
実は僕、スケートはやっていないんです。あんまり得意じゃなくて。実際に僕自身は滑るわけじゃないけど、絵を描いている分(スケーターに)近しいところにいるのかなと思う部分はありますよ。グラフィティとかのカルチャーって、スケートカルチャーとも密接だから、感覚的なものが共有できてきている部分もあるだろうし。


—絵も描かれるということですが、普段はどんなものをメインに描いているんですか。
 
気分によって描くものも変わりますけど、最近は動物をモチーフにしたものが多いです。もともと自然がインスピレーションのひとつなんです。キャンプが好きっていうのもあるのですが、一番影響を受けているのは、カリフォルニアにあるアズサキャニオンという場所。その近くに叔父が住んでいて、ツーリングに連れて行ってくれたことがあるんです。基本的には晴れていることが多いのですが、一瞬で雨や雷がブワッと降って、スコールに近い感じになって通り過ぎるような場所で。すごく力強いエネルギーだなと感じて。そこから自分の中で「自然」というのがひとつテーマとしてあって、動物とかも意識して描くようになりました。


—アーティストとしての活動と並行して、店長としての自分はどうありたいですか。

特別接客が得意なわけじゃないし、スケートに詳しいわけでもないからこそ、そこを補うような魅力ってなんだろう?というのはいつも考えています。それに僕自身が立ち上げに携わったわけではないから、自分がそこにどんな風に立っているかがすごく大事なポイントだと思っていて。人としてもっと渋く、かっこよくならないと、と思うこともたくさんある。そうじゃないと成り立たない店だと思っています。すぐに身につくものでもないからこそ、きちんと時間をかけていないと、築けない部分も大きいはず。絵を描くこともしながら、店に立つ自分のスタイルも確立していけたらと考えてます。



The 1st SHOP
東京都港区北青山2-11-17
12:00~17:00(土曜のみ営業)
 
Instagram: @the1stshop, @burnerman7
 
Text: Shunpei Narita
Photography: Junko Yoda


KODEメンバー限定で、オリジナルロゴをプリントしたABITAXの灰皿をプレゼント。首からもかけることができ、携帯性に富んだアイテム。アウトドアのアクティビティで大活躍すること間違いなしだ。

応募期間:2019年9月24日(火) 11:00 ~ 2019年10月31日(木) 9:59
詳細はKODEメンバーに登録/ログインしてチェック。



本キャンペーンは終了しました。

SHARE