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それぞれの街にchill & workを ー 代々木上原BathHaus



仕事後にリフレッシュして一杯飲めるスポット

2018年12月に「仕事して、ひとっ風呂浴びて、ビールを1杯ひっかける」をコンセプトに代々木上原にオープンしたBathHaus。ここはコワーキングスペース、クラフトビールなどを楽しめるバー、そして銭湯が一つになった〈ハイパー銭湯〉だ。銭湯のイメージとは一線を画し、こぶりながらもまるでLAのカフェバーを想像させる。この代々木上原の新たなスポットを手がけるchill & work, inc代表のroseさんに話を聞いた。

コワーキングスペースとクラフトビールを備えている銭湯ということで、代々木上原周辺の若いフリーランサーがメインで利用していると思いきや「想定と違って、実際オープンしてみると半分はBathHausのご近所さんが利用してくれています」と意外な返答が。図らずとも新しいスポットを探している感度の高い人と地元の人が交わるスポットになっているようだ。「平日の朝には親子さんが幼稚園に行く前に挨拶をしてくれたり、週末には親子で銭湯に来てくれたりするんです」とほっこりするエピソードも。


BathHausは代々木上原、代々木公園と初台の中間地点にあるが、この辺りは閑静な住宅街。この周りには飲み屋さんや銭湯が少ないので、徒歩5分圏内のお客さんにとても喜んでもらっている。もちろん銭湯ファンやクラフトビールファンなども遠方から訪れる。

〈ハイパー銭湯〉のイメージは、実際に自分が仕事をしていた時の経験や海外旅行で行ったカフェやバー、その土地の人達の働き方、暮らし方を参考にしている。「もともと比較的自由に働くことのできるIT企業で働いていたんです。仕事のクオリティやスケジュールをコントロールできていれば、その日の気分で働く場所を替えたりしたほうが生産的だし、働いていて心地よい」と日頃から考えていた。


海外のサードプレイスからインスパイア

また、アメリカ・ポートランドやLAに訪れた際、その土地で人々が自由に働くスタイルにも想像力をかき立てられた。「朝五時半からオープンしているコーヒー屋さんや、ヨガスタジオが併設されている電源付きの大きなテーブルがあるカフェはとてもいいなと思いました。朝からサーフィンをして、犬の散歩をしてから仕事に行く人も多く、自分で働き方や息抜きの仕方をコントロールしていて影響を受けました」とその様子を語る。


しかし彼女はそういった〈ノマド的ワークスタイル〉を押し付けるというやり方はあまり好きではない。「ライフスタイルをただ伝えるよりも、実際に体験できる場所を東京で作ろうと思いました。自分の生活の中でゆとりの時間を徐々に増やしてもらえたら、その良さに気付いてもらえるかもしれません。これは私自身の性格もあるかもしれませんが、朝に運動して、仕事して、ビール飲んで、お風呂をためて寝ると、その日にあった嫌なことは忘れられるので」と笑いながら語る。




その時々の旬を味わえるクラフトビール

roseさんがBathHausのコンセプトを明確に意識したのは、友達が醸造しているクラフトビールを飲みながら。「銭湯あがりにこのビールが飲めたらな〜」という、自身の体験や願望からだったそうだ。筋金入りのビール好きのroseさんは、多種多様なクラフトビールをなぜ提供するのかをこう語る。「クラフトビールブランドは季節に合った様々な種類のビールを作っています。ブランドごとによって職人さんの作り方や味も全然違うので、それについて話をすることもできるのでより楽しんでもらえると思うんです」。また、銭湯に来てくれた大学生が一気飲みでしかビールに触れたことがなく、「ビールって本当はおいしいんですね」という心温まるエピソードも。roseさんがこの日おすすめしてくれたクラフトビールは「RISE&WIN BREWINGのCHESTNUTS ALE」。RISE & WINは徳島県上勝町でゼロ・ウェイストに基づいたビール造りをしている醸造所。


地域に合ったワークスタイルとチルアウト

お客さんたちが銭湯に入った後、ビール片手に盛り上がって二次会に行ってしまうこともよくあるらしい。「銭湯では話がしやすい。血流もよくなってリラックスできるからかな。ビールを飲んでさらにゆるくなってもらって、お客さん同士仲良くなったり、仕事の疲れをとってもらったり自由に使ってほしい」と語る。「LAだとヨガかもしれませんが、それに値する日本のものはなんだろうって考えた時、銭湯だったんですよね」。

BathHausはまだオープンしたばかりだが、今後チェーン展開や2号店などの今後の展開を聞いてみた。「BathHausをいろんなところに作りたいというより、〈chill & work〉という社名通り『チルと仕事』の良いバランスを常に考えているんです。Ace Hotel(アメリカのデザインホテル)がいろんな地域に合わせたホテルを作っているように、それぞれの街やその住人の人に合ったチルと働き方を提供していきたいと思っています。だから何か新しいものを始めるというのは、まずその街を好きになるところからですね」とビジョンを教えてくれた。


今後は朝の生活を充実させる枠組みを

朝、子供を幼稚園に送った帰りにお父さんがよく利用してくれたり、彼女も朝方人間ということもあり、3月からコーヒーとモーニングメニューの提供をスタートさせた。「朝からオープンしている銭湯はあまりないですし、朝からわくわくしながら働いたら素敵ですよね」と、オープン後もどんどん進化しているBathHaus。不定期でワンコインでコワーキングスペースを利用できるイベントや、ポップアップショップ、展示などを企画しているそう。まずはふらっと立ち寄って、自分なりの「チルと仕事」について銭湯につかりながら考えてみてはどうだろう?


BathHaus

東京都渋谷区西原1-50-8 1F • B1F

1F「SENTO + CRAFT BEER & CHA」
MON-SAT 9AM - 10PM
SUN & HOLIDAY 9AM - 8PM

B1F「WORK SPACE」
EVERYDAY 9AM-11PM

https://bathhaus.club/

Instagram: @bathhaus.club

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