search search

家具職人が贈ってくれた世界で一つの椅子

Tシャツやキャップ、スウェットなどのアイテムをリリースするDiaspora Skateboardsに実はリリースされていない折りたたみ椅子があることを小林万里は教えてくれた。それは地元松本の先輩でありスケーターの家具デザイナーであるzzakさんが、サプライズで小林に贈ってくれたものだ。

「zzakさんは自分にかっこいい音楽をたくさん教えてくれたんです。地元の先輩でもあるクルーのMedullaや、OLIVE OILさんの音楽は彼から教えてもらいました」。その彼は現在木工家具のデザイナーをしている。「彼はルーツをすごく大事にする人なんです。家具にも、長野県産の木材だけを使用したり、その方の人に対する思いやりや優しさが出ているんですよね」。


この合板でできた椅子は、4枚の板で出来ており、バラバラにしてコンパクトにしまえるようになっている。「じゃまにならないし、キャンプとかにも持っていけるんです。そこもzzakさんっぽいですね」と、語る。

zzakさんは小林の地元・松本で洋服屋のオーナーだったとのこと。高校生の頃に「松本にSupremeを置いている店ができたらしい!」という噂を聞きつけて行ったのがその店だったようだ。


zzakさんは自身でSupremeやラルフローレンなどの人気ブランドを、海外で買い付けし販売していた。そのお店で小林は様々なことを教えてもらったようだ。「ファッションもDJもその人から教わったし、自分の基礎を作ってくれた人ですね」とは、小林の談。

大学進学を機に上京してからも交流は続き、仕事をする上での姿勢も彼から学んだそうだ。「例えば、ものを人に送る時は中に一筆いれるとか、今思うと当たり前すぎるけど、ごめんなさいやありがとうをちゃんと言うこととか、スケート、音楽以外にも人として大事なことをいろいろ教えていただきました。自分にとっては兄貴ですね」と慕う。「スケートからは自由やることのかっこよさや、自分がかっこいいと思うことをなんでもやっていいんだってところを学びましたけど、先輩からはそれを大事にしながら、人としてちゃんとしなきゃいけないところもあるよ、ということを教わった気がします。やっぱりスケートも映像もチームプレーになる場面があるんで」と、しみじみ語る。


そんな兄貴分から突然送られてきたのがこの椅子。「人を喜ばせることが好きな人なんで。何で送ってくれたとか、理由みたいなことは言われてないですが、応援してくれてるってことだと思うし、大事にしたいですね」と嬉しそうに語る。

zzakさんは現在家具デザイナーとしてQUIET SPACE TOOL&FURNITUREというブランドを立ち上げ、東京をはじめとする全国各地のアパレルショップや飲食店の内装や家具を手がけたりと活躍しているそうだ。

小林万里 (Diaspora Skateboards)

SHARE

}