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イケてるアイテムは現地の路地裏でゲットするルール

BIMは、THE OTOGIBANASHI’Sとしての音楽活動と共に、フィルムメイカー、トラックメイカーらの仲間と共にCREATIVE DRUG STOREを結成し、定期的にイベント「POP UP SHOP」を開催している。POP UP SHOPでは、メンバーのライブやDJのパフォーマンスはもちろんのこと、即完売のアパレルラインのオリジナルグッズの販売も行っている。ストリート・キッズのファッション・アイコンでもあるBIMのファッションに対するこだわりは、果たしてどこにあるのだろうか?そのこだわりの発端は旅行で訪れたハワイで経験した違和感にあると言う―――。

「昔ハワイに行った時、Apple Storeがあるような通りに出かけたんですけど、自分だけNIKEのAIR FORCE 1を履いていて恥ずかしい思いをしたんです。みんなビーチサンダルとアロハシャツで気楽なスタイルで、自分だけ気合入りすぎてない?」と、その時の違和感を語ってくれた。

確かにファッションはそれぞれの地域の気候、文化、職業、経済状況、宗教などを反映するものだ。観光客も現地の人の着ている服を着ることで、その地域の文化やスタイルを体験することができ、なんだか街に溶け込んだ気持ちになれる。読者の方もそんな経験がきっとあるだろう。

ハワイでの経験からファッションに対する考え方が明確に変わったBIMには、少し変わったこだわりを持っている。それは「下着は絶対に旅行先で買う」という変わったルールだ。その訳を聞いてみるとこう答えてくれた。

秋、ライブ出演で訪れた上海にて

「下着は絶対海外で買うんです。仕事でない海外旅行や、自由時間がある旅行のタイミングの時は、飛行機内用だけ履いていって、残りの下着と靴下はあっちで買うんです。日本にあるやつは帰ってきたら捨てる。で、自分の下着がすべて海外に買ってきたやつだけになるんです」(BIM)

着古した服を捨てて日本に帰ってくるという人は時たまにみかけることはあるが、BIMは自身に相当な厳しいルールを課しているようだ。BIMは同じことをお笑い芸人の千原ジュニアが、正月旅行で一年使った下着を全部持ってて、海外で捨てるということをしていると教えてくれた。しかし、その「下着と海外旅行のルール」には、もうすこし深い訳があるようだ。

「東京や日本の人が着ている服とかってみんなめちゃくちゃオシャレじゃないですか。けど逆に海外に行った時に気付いたのが、そのセレクトにアイデンティティがあるかないか、が大事ってことなんですよね。だから流行っているものというより、自分が今欲しいもの、ローカルなショップに売っているものを、自分なりにセレクトして着たいんです。」(BIM)

インタビュー当日もBIMは洋服の青山で買ったくすんだ色のポロシャツを着てたり、一時期は「ダンロップ」の靴をセレクトするという独自のスタイル。NYでも下着を買う時はKマートと呼ばれるスーパーで下着を購入する。それを普段のインタビューではカッコつけて「楽なんで」としか答えないが、BIMは本当にそれがクールだと思ってやっているようだ。


「東京のクラブに行っておしゃれな方は、展示会に招待されたり、もしくは新作を買ったりしているわけじゃないですか。やっぱりそういうキラキラした世界に憧れてオーディエンスは見てくれているし、自分も楽しんでいるところもあるけど、自分がバッチリブランド物の新品で決めすぎて海外行くと、その時に恥ずかしくなることもある、って分かっちゃったんですよね」(BIM)

もちろんそれは「地元の人と同じ格好をする」ということではないとBIMは言う。「どちらかと言うと、海外でお前誰なの?って聞かれると仲良くなりやすいし」(BIM)

さらに現地の人との英語のコミュニケーションもそこまでペラペラ話せるわけではないから、より一層第一印象が大事と考えているようだ。「もちろん海外の友達もThis is beer. Do you drink?ってゆっくり話してくれることもあるんですが、言葉だけだとそんなにコミュニケーション取れないんですよ」と、誰しもが直面したことのある困難さを語ってくれた。また、海外で友達のパーティに行った時にも彼がかつてからクールと思っていたスケーターに話しかけられ、仲良くなったことも。

 

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単純に街角で売っている服を着れば、自動的にオシャレになるわけではないのがファッションの難しい所。BIMとパーティで知り合ったその友人もBIMと同じ気持ちでebayなどで買い物をしていると話してくれた。また、彼にはパーティの翌日、NYの街で古着屋などを紹介してもらった。また、NYの道で声を掛けてきた別の男と一緒にポロスポーツしか置いていないようなマニアックな古着屋をディグしたこともあると語ってくれた。


BIMは6回ほどNYを訪れているが、一度も自由の女神を見たことがないという。「もちろんsohoとかで買い物するのも楽しいと思うのですが、ネットには載ってない店とかわけわかんない店を探す方が楽しく感じてます」と、路地裏にこだわる理由を語る。

「小学校の頃から変わってないですね。みんなそこまで誰も気にしてないよって言うけど、例えばそっち着た方がおしゃれに思われるかもしれないけど、自分の中で恥ずかしからやめておこうみたいな感覚があります」(BIM)

その理由を最後にBIMは音楽で例えてくれた。

「けど、それはぜんぶ楽しいからですね。ビートを作るときにスネアのサウンドにこだわるのと一緒。スネアの音にこだわるのは、自分がクラブに行った時に自信を持ってこのスネアを大きなスピーカーで聴けるかっていうところだけなんです。だからしつこくやるんですよね。曲をiPhoneで流した時には分からないことでも、クラブのスピーカーから流れた瞬間、納得行かない音だったら、自分としては一生恥ずかしい経験になるんです。それは誰も気づかないけど、自分が気づいた瞬間に一生気に入らないものになってしまう。その曲が人気になっても嬉しくない。今日この服違ったな、とか、サングラスのチョイス間違えたなっていうのも同じですね。だからサングラスもなるべくいろんな種類持ち運んでいます」(BIM)

THE OTOGIBANASHI'S

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