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スケートデッキがつなげる友人の輪

Diaspora Skateboardsの小林万里の家には4枚のデッキが飾られている。そのデッキそれぞれにエピソードがあるが、そのうち3枚のデッキについてのエピソードを教えてくれた。


まずは「OOOH BRATE!」と描かれたスケートボード。謎の落書きがたくさん書かれている。この板はスイスのスケートブランド・THE STRAIGHT AND NARROWのメンバーにサプライズプレゼントされたものだそうだ。

「大学の時、卒業旅行として、一人でヨーロッパにスケートと、現地のスケーターを撮影しに行ったんですよ。その時バルセロナで知り合った友人にもらったものです」。バルセロナで偶然出会ったスイス人スケーターと意気投合した小林万里は「今度日本にも来てよ」と言ったら本当に彼がスイスから来日。そして、一ヶ月ほど小林万里の家に泊まったそう。ちょうど5年ほど前の話だ。


東京で一緒にスケボーを楽しんでいたが、1ヶ月が経ち彼がスイスに帰国した最終日、小林万里が家に帰ると他のデッキを飾っていたところに、彼が落書きをしたスペアの板を置いていったそうだ。「こだわりということではないかもしれませんが、スケートのいいところは国籍も話す言葉も違う人と、こうやってコミュニケーションしたり、つながりができるところですかね。今年は彼に会いにスイスまで行ったんですよ。おもしろいですよね、スケートやってるだけっていう共通点しかないのに」。


そして大きくUSの伝説的ビートメーカーJ DILLAと描かれたスケートボードもTHE STRAIGHT AND NARROWのものだそうだ。音楽好きが昂じて、ブートレグで作ってしまったそう。「これ見ただけで音楽好きってわかりますよね」とは小林万里の談。


そして、もう一枚目の目をひくデザインのスケートボードは大人気ブランドHUFとスケートデッキの廃材で彫刻作品を作るアーティストHaroshiとのコラボレーションモデル。Haroshiは使い古されたデッキを使い、さまざまな作品を生み出している。


小林万里はそもそもHUFの創設者であるスケーター、Keith Hufnagel(キース・ハフナゲル)のファン。学生の頃、日本ではまだ限られたショップでの展開しかなかったHUFのアイテムを買い求めるためにサンフランシスコまで飛んだこともあるそうだ。「東京だと本当に限られたショップにしか売ってなくて。ハフナゲルにも会えるかなーと思って行っちゃいました」。


「もちろん服だけでなく、スケート・スタイルもすごく好きで、特にスタイリッシュなオーリーは憧れましたね。あんな風にはできなかったけど。(笑)」。

スケートが好きで友人とDiaspora Skateboardsを結成した小林万里のスケートボードが作ってくれたつながりは、国内だけではなく海外にも広がっているようだ。

小林万里 (Diaspora Skateboards)

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