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tofubeatsが語るGEL-KAYANO

「asicsのコレクター、というほどではない」と謙遜するtofubeatsは、大学生の頃からasics tigerの海外モデルを個人輸入で集め始めたasicsファン。もともと、スニーカーショップのatmosとのコラボで1足のasics tigerのGEL-LYTE 3を購入したがディスコンになってしまい買えなくなってしまった。それがきっかけで、海外からasicsのスニーカーを個人輸入し好んで履くようになった。

その後、asicsの神戸本社に訪れ、GEL-KAYANOと呼ばれるモデルの開発者にインタビューをする機会を得たtofubeats。彼はその時、asicsの哲学に感銘を受けて、より愛着が湧くようになったと話してくれた。

「asicsのGEL-KAYANOシリーズの生みの親の榧野(かやの)さんにお会いする機会があったんです。昔も今も、asicsのシューズはハイテクスニーカーというだけあって技術重視です。現在はリバイバルされて、ライフスタイルになじむシューズとして発売されていますが、asicsのスニーカーは実際にも走りやすいってというところから作られてるんですよね。だからデザインも大事ですが、そもそも早く走れるとか、モノとして成立してないといけないとasicsの方に伺いました。その基礎的な部分に、デザイン性をどう入れるかということを、榧野さんは『情緒を込める』みたいな言い方をしてらっしゃって。機能だけじゃなくて、その中に情緒がある作りにしたいと話を聞いたんです。その話を聞いてから、このGEL-KAYANOのモデルのことがもっと好きになったんです」(tofubeats)

開発者に直に会って話を聞いたtofubeatsは、当時のデザイン画なども見せてもらいながら様々な話を聞いた。その時、特にtofubeatsの心に残った開発の背景があると言う。

「榧野さんは、僕の今の歳くらいの時にアメリカで仕事をしていたそうなんです。そんな若い人にasicsがチャンスを与えて、それに応えた話もすごい好きなんですよね。その当時に作った靴が、今でもマイナーチェンジしつつ、その基本設計を受け継いで販売され続けているのは素晴らしいと思います」(tofubeats)

― GEL-KAYANOの機能と情緒


「クラブやライブなんかの環境で履くのだけではなく、自分は歩くことがすごく好きなんです。毎日と言っていいほど散歩するんですが、asicsのスニーカーはそういう時に違いがすごく出ます。ソールがなかなか減らないし、減り方もキレイなんです。歩きやすいし、やっぱ実用的にも好きなスニーカーですね」と、新しい素材や縫製技術が開発された現代でも、基本設計が変わらないGEL-KAYANOシリーズやGEL-LYTEシリーズを愛用する理由を語ってくれた。

もちろんtofubeatsは他のメーカーのスニーカーもたくさん所持しているが、GEL-KAYANOに関しては特別な想いがあるという。

「さっきも言いましたが、そのスニーカーを開発・設計した作った榧野さんに会ったことはもちろんなのですが、自分が作ったシューズに自分の名前をつけるなんて、日本ではなかなかないじゃないですよね。そういうのってすごいかっこいいなって思ったんです。(…)そして、工業製品と自分の関係を考えちゃうんです。自分も音楽を作って、自分の名前をクレジットして世に出しています。その音楽も『踊る』とか『聴く』とかの用途があるんですよね。自分の作品もCDやさまざまな形で流通させている、ある種の工業製品なんです。その工業製品にどうやって自分なりの情緒を入れるかっていうのは一つのテーマです。だからGEL-KAYANOを見るとその機能と情緒の関係について考えさせらますね」と、並々ならぬ想いを語ってくれた。

ー tofubeatsのお気に入りのasics GEL-KAYANOは?


その中でもtofubeatsはお気に入りである、パープルの色のGEL-KAYANO EVOを見せてくれた。これは2014年のモデル。シューズショップ・The Packer Shoesとasicsのコラボモデル「The Packer Shoes x ASICS Gel-Kayano Trainer “A.R.L.T. II”」だ。アメリカの公共交通公社・ニュージャージー・トランジットのバスの色からインスパイアされたこのモデルを見せながらtofubeatsは、「かなり履いているので汚れていますが、エヴァンゲリオンの初号機の色みたいでかわいいでしょ。エヴァンゲリオンとコラボした新幹線(500 TYPE EVA PROJECT)は新大阪から西だけしか走っていないんですよ」と、さり気なく新幹線好きな一面と関西魂をアピールしてくれた。

tofubeats

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