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平山昌尚による何か言いたげなアパレル作品群

平山の作品は、アパレルにも展開されている。「行けたら行きます」とプリントされているトートバッグ。これを持っている人には飲み会もおちおち誘うことができない。また、キャップに「1234」、Tシャツに「5678910」と、ただ続きの番号がナンバリングされているファニーなアイテム(名古屋のLIVERARY)、胸元に「何か食べたい」とプリントされているスウェット。着る人が作品になってしまうところが特徴だ。

「アパレルは5年ほど前に、BEAMSの方からお声がけいただいて作り始めました。数字はセットにして身につけた時に面白いんじゃないかなと思ったし、胸元に”何か食べたい”と書かれていたら、見た人が”この人何か食べたいのかな”って思うじゃないですか」


―独自のメッセージ性のブランディング

こうしたアパレル作品は、平山にとってはドローイングやジンとは全く違う発想から生まれてくるものだという。

「作る時に、普通の絵とは違う回路が働きます。洋服は着て外に出るものですから。基本的に頼まれて作ることが多いんですが、アパレルに関しては自分でデザインをしてデータを納品することもあります」

「ハズレ」と描いてあるハンカチも人気のアイテムだ。フォントは「パソコンに入っていたもの」とこだわりがない。「『ハズレ』のハンカチを作ったのは、開けた人がびっくりするんじゃないかな」と語る。

そんな平山は、ただいまユニット・トレンディアートクラブでも活動中。加賀美健、加賀美丹、平山昌尚、TOWN BOYの4人によるアートユニットだ。道端のゴミにグラフィティを描くなどの活動を繰り広げている。こちらでの活躍も期待したい。



TEXT: 齋藤あきこ
PHOTO: 菊池良助

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