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COMMON PERSON

-あのクリエイターの“衣・食・音”-

様々な分野の第一線で活躍するクリエイターたちが思い入れを持つ特別な場所。
そこには衣・食・音をキーワードに、クリエイションが生まれるインスピレーションがあった。
彼らの声を訊きながら、その着想のヒントを紐解いていく。
荒木 塁さん
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中目黒
MUSIC

一度足を踏み入れると感じる異国な雰囲気。とはいえ情緒が漂うわけではなく、そこはまるでニューヨークの街角にありそうなローカル人の溜まり場的隠れ家スポット。それは、アート界隈のアーティストやスケーター、音好きなどのコアなコミュニティを好む者たちに愛される場所だろうと容易に想像ができる。ここは音楽とアートを共通言語に様々なイベントやクリエイションを行うコレクティブ集団が営むバー「HATOS BAR」。元々は中目黒の別の場所に事務所を構え、仲間内でひっそりとイベントを行っていながら、7年前にその延長戦としての溜まり場をオープンさせた。名物はなんと言ってもニューヨーク仕込みのBBQフードが堪能できるバーであること。そんなディープなスポットを案内してくれた荒木さんに同店の魅力について語ってもらった。

「ここは旧事務所の頃から一緒に遊んでいた友達がやっていたお店です。ここ数年はずっと中目黒を生活の拠点にしていることもあり、遊ぶ場所も中目黒が多かったので、今でもよく通っています。お店のスタッフとも仲良くさせてもらっていて、スケーターの仲間やそれこそGuru’s Cut & Standのクルーともたまに遊びに来ますね」。夜のクルージングでの最終到着地点になることも少なくはない「HATOS BAR」では、上質な音楽に耳を傾けながら、日本ではまだまだ限られている場所でしか提供されていないクラフトビールを味わえるのがなによりの魅力なのだそう。

「お酒ももちろん好きなんですが、音楽好きなオーナーが切り盛りするだけあって店内でかかる曲も調子がいいんですよね。さらに店内にはお店と共通の友人でもあるアーティストや他にも色んな作家の作品が散りばめられていて、ローカルなコミュニティも感じられる。秘密基地のような、友達の部屋のような居心地の良さがありますね」。ビール片手に弾む会話からは、荒木さんのリラックスしている様子が手に取るように伝わってくる。

「お酒だけじゃなく、ここに来たら必ず鮭の肴にもなるフードも一緒に頼みますね。クラフトビールに合うフードがたくさんあるんです。おすすめはボリューミーなLoin Back Ribsですね。毎日丁寧に仕込まれる本場の味は一度食べたら病みつきになりますよ」。音楽人からスケーター、はたまたクラフトビール通にニューヨーカーまでが集う同店では、毎晩一期一会のディープな夜が繰り広げられる。上質なお酒、食、音、仲間が揃えば、自然とそこは離脱不能なパラダイスと化すのだろう。ここに行けばきっと、かつて中目黒の雑居ビルで「HATOS BAR」のクルーや荒木さんが青春時代を過ごした空間を再現した時間が味わえるはずだ。

2018.4.13

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SHOP INFO

HATOS BAR

〒153-0061
東京都目黒区中目黒1-3-5 プリンスコーポ106
TEL:03-6452-4505
営業時間:月-土 18:00~25:00
http://hatosbar.org/

荒木 塁
荒木 塁

プロスケーター。2006年に盟友であるプロスケーターの大矢尚孝と共にブランド〈L.I.F.E〉を始動。またプロスケーターでありながら、国内外の様々な土地へ赴き、ランドスケープやポートレートの撮影を行う写真家として定期的に個展を開催し精力的に活動する。今年2月には、親交の深い香港のスケートブランド〈Victoria〉からゲストアーティストボードをリリースし、東京、香港でそれぞれエキシビジョンも開催する予定だ。

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