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COMMON PERSON

-あのクリエイターの“衣・食・音”-

様々な分野の第一線で活躍するクリエイターたちが思い入れを持つ特別な場所。
そこには衣・食・音をキーワードに、クリエイションが生まれるインスピレーションがあった。
彼らの声を訊きながら、その着想のヒントを紐解いていく。
荒木 塁さん
#
下高井戸
FOOD

プロスケーターとして長年シーンを牽引してきた荒木塁さん。精度の高いボードコントロールに加え、バリエーション豊富なトリックは国内外で賞賛され、これまでに数々の映像作品でフッテージを残してきた。そして同時に自身がディレクターを務めるアパレルブランド〈L.I.F.E〉や写真家として不定期で個展を開催するなど、その活動は多岐にわたる。今年40歳の節目を迎え、次のステージを見据えた稀有なスケートボーダーが、これまでにインスピレーションを受けたものはなんだったのか。その真意を探るためにも自身が懇意とするお店を訪ねた。

「ここは2年前のオープン時から通っているお店で、元々は古くからの友人が携わっていたこともあって、仲良くさせてもらっています。当時は今よりもカルチャー色が強く、店内にはその友人が手掛けていたアート作品が飾られていたり、DIYで作られた什器などが置かれていて、とても居心地の良い空間だったんです」。そう荒木さんが語るお店は、閑静な住宅街が連なるエリアとしても知られる下高井戸の商店街沿いに構える「HATOS OUTSIDE」だ。中目黒のハブスポットである「HATOS BAR」の系列店として2年前にスタートし、現在はリニューアルを経て内装やメニューなどを一新させている。

「普段遊ぶエリアから少し離れていることもあって頻繁に来ていたわけではないんだけど、友人と近くを訪れた時には必ず立ち寄っていましたね。リニューアルしてからお店のスタッフも変わったんですけど、みんな共通の知人だったので、今も変わらず通っています。それに今は今で元々僕が好きだったカレーを作ってくれていた友人もいるので、よく来ています。荒木さんの共通の友人であるスタッフがたすきを繋ぎ、切り盛りする同店には、わざわざ通いたくなる理由がある。それはお店が独自に提案する、こだわりのメニューはもちろんのこと、オープン時から所縁のある場所としての思い入れ、さらには今も変わらず自身にとって落ち着くホームのような雰囲気を感じられることにあるのだろう。

「スケーターだからというわけではないけど、仲間やローカルを応援したいという気持ちは大切にしています。そうした心掛けで普段過ごしていると、これをするならここ! みたいな自分の居場所が自然と生まれていくんですよね。そうやってコミュニティも広がっていくんじゃないですかね」。決して多くは語らない荒木さんが足を運ぶお店には、仲間だからこその信頼関係が存在している。「あとはやっぱりここのカレーは、定期的にどうしても食べたくなるんですよね(笑)」。

2018.4.13

  • shop photo

SHOP INFO

HATOS OUTSIDE

〒156-0044
東京都世田谷区赤堤4-22-5
TEL:03-6265-8351
営業時間:火-金 12:00~15:00 / 18:00~24:00 (Food L.O23:00)
土 12:00〜24:00 (Food L.O23:00)
日・祝 12:00〜22:00 (Food L.O21:00) 月曜定休日
http://www.hatosoutside.org

荒木 塁
荒木 塁

プロスケーター。2006年に盟友であるプロスケーターの大矢尚孝と共にブランド〈L.I.F.E〉を始動。またプロスケーターでありながら、国内外の様々な土地へ赴き、ランドスケープやポートレートの撮影を行う写真家として定期的に個展を開催し精力的に活動する。今年2月には、親交の深い香港のスケートブランド〈Victoria〉からゲストアーティストボードをリリースし、東京、香港でそれぞれエキシビジョンも開催する予定だ。

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