search search
COMMON PERSON

-あのクリエイターの“衣・食・音”-

様々な分野の第一線で活躍するクリエイターたちが思い入れを持つ特別な場所。
そこには衣・食・音をキーワードに、クリエイションが生まれるインスピレーションがあった。
彼らの声を訊きながら、その着想のヒントを紐解いていく。
遠山 正道さん
#
中目黒
FASHION

本連載のMUSIC編で紹介した遠山さんが代表のスマイルズが手掛けるPAVILIONでもテーマを『LOVEとART』にするほど、彼にとってアートは私生活においても、ビジネスにおいても切っても切れない存在であり、スタイルを形成する上で重要なものである。そんな遠山さんがインスピレーションを得るギャラリースペースが中目黒と池尻大橋の間ぐらいにある『VOILLD』である。
ディレクター兼キュレーターである伊勢春日さんの審美眼により選ばれたアーティストの個展やアートを軸にした個性的な企画展で、知る人ぞ知る話題のギャラリーとして知られるVOILLD。『TOKYO ART BOOKAKE FAIR』や『TOKYO ART BAZAAR』などのアートイベントの開催、伊勢丹でのポップアップギャラリーやコラボレーションなどのさまざまな取り組みも積極的に行い、次世代のアーティストたちの作品を独自の切り口で発信している。

※この撮影は2018年2月7日に行われた取材であり、現代美術アーティストの加賀美健さんによるコレクション展『そ展』中に撮影させていただいた物である。

遠山さんは本ギャラリーについてこう語る。「VOILLDの魅力は、アートだけを特出しているわけではなくスタイルを発信しているところだと思うんです。自分たちの日常とアートを結びつけ、しっかりと開いている感じがするんです。VOILLDにはオープニングの時にから来ています。イラストレーターconixさんの展示では作品も買いました。それをキッカケにconixさんにはPAVILIONの壁に絵を描いてもらったり、フィンランドで行われる北欧最大のデザインフェスティバル『ヘルシンキ・デザインウィーク』に言った際にもお土産用にTシャツのデザインを作ってもらったりしていますね。ここで出会いは新しい発想に繋がり、新しいアクションを起こすキッカケにもなるんです」。アートを大切にしている遠山さんにとって、VOILLDでキュレーションされる若い世代のアーティストたちは、インスピレーションの源になっているようだ。

この日、ギャラリーに行くということもあり遠山さんは一風変わったデザインのシャツを着ていた。スプレーで『NEVER GIVE UP』と書かれた白シャツである。「これは遠藤一郎さんという未来美術家が手掛けた1着団です。"GO FOR FUTURE"というメッセージを込めて、"未来へ"と描いた黄色いバスで日本中を周っているんです。その遠藤さんが六本木ヒルズを何度も飛び蹴りするムービー作品があって、その中で何度も蹴っているうちに警備員がきてしょっぴかれて行くんだけど、その作品中に着ていたシャツなんです。古着なんだけどDiorのシャツなんですよ。おそらく、何度もチャレンジすることで、その権威みたいなものを、変えちゃえって意味なんじゃないかなって思うんです」。

「スマイルズでは、自分たちが発しているっていうのを大切にしているんです。誰が何を思い、何を伝えるために、何をしているのか。要するに流行りや、儲け話など、外にあるマーケティングではなく、自分たちの中になるものを、自分たちの言葉で世の中に届けて、評価を楽しんでもらうことを大事にしているんです。それが私たちにできる礼儀なんだなって思うんです。VOILLDや、このシャツを作った遠藤一郎さんも、そういう大切な部分が共鳴しているなって思うんです。それがスタイルになっている。伊勢さんは、"VOILLDでは有名・無名も年齢も関係なく、未来に一緒に広がっていける可能性がある方と展示やお仕事でご一緒することが多い"と言っていましたが、私も同感です。VOILLDはアートを発信するだけではなく、自分たちのスタイルを持って発信しているから惹かれるだと思います」

2018.4.20

  • shop photo

SHOP INFO

VOILLD

〒153-0042
東京都目黒区青葉台3-18-10 カーサ青葉台B1F
TEL:03-6416-3972
営業時間:展示・イベントにより異なる
各展覧会情報をご確認ください。
展示期間以外はCLOSEとなります
http://www.voilld.com

遠山 正道
遠山 正道

株式会社スマイルズ代表取締役。現在、「Soup Stock Tokyo」のほか、「giraffe」、「PASS THE BATON」「100本のスプーン」などを展開。「生活価値の拡充」を企業理念に掲げ、既成概念や業界の枠にとらわれず、現代の新しい生活の在り方を提案している。近著に『成功することを決めた』(新潮文庫)、『やりたいことをやるビジネスモデル-PASS THE BATONの軌跡』(弘文堂)がある。

COMMON PERSON

  •   article thumbnail
    pin icon
    中目黒
    FOOD
  •   article thumbnail
    pin icon
    中目黒
    MUSIC

SHARE