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COMMON PERSON

-あのクリエイターの“衣・食・音”-

様々な分野の第一線で活躍するクリエイターたちが思い入れを持つ特別な場所。
そこには衣・食・音をキーワードに、クリエイションが生まれるインスピレーションがあった。
彼らの声を訊きながら、その着想のヒントを紐解いていく。
上岡 拓也さん
#
渋谷
MUSIC

現在のミュージックシーンの最重要アーティストたちのオルタネイティブな世界を描いたCDジャケットを多く手がける上岡拓也さん。またある時はアーティストT-シャツのデザインを手がけるなど、世の中の人々に格別なビジョンを届けている。現代を生きるクリエイターである上岡さんにとっての音的インスピレーションとは一体どういうものなのだろうか。今回は東京渋谷のとあるビルの4FにあるRecord & Bar「BLOODY ANGLE」をご紹介する。

グラフィックを描いていたり、作品制作をしている時間は音楽をかけっぱなしにしているという上岡さん。孤独な作業時間を埋めるものはやっぱり音だ。それでもずっと同じ音楽を聞いていると飽きてしまうという上岡さんは意外とラジオをかけていることも多いそうだが-
「普段はHIP HOPを聞いていて、特に誰が好きということもないんですけど、新しいアーティストだったり人気のものをずっと流していて、国内外問わず格好いいなって思ったものは調べたりチェックはしています。ここのKN君もそうだけど、YENTOWNみたいに近い友達が多いということもあってHIP HOPが好きですね。」

レコードがカウンターの向こうに並ぶBAR「BLOODY ANGLE」はオーナーがラッパーである彼のRYUZOさん。音楽シーンのことを常に感じられる上岡さんが美味しい時間が過ごせるというのも頷ける。そしてもう一人のオーナーであるレコードバイヤーが各地で掘り起こしてセレクトした良い音楽が楽しめるのも「BLOODY ANGLE」ならではの大いなるネタ感だ。レアなレコードコレクションに唸る人も多いことに違いないが、モノによっては買うことも出来るというこの大人の社交場での出会いから新しいカルチャーが始まろうとしている。
「一人でフラッと来ることが多いんですが、融通を利かせてもらってDJしてくれたり、居心地がいいですね。リクエストすると俺が好きなHIP HOPをかけてくれたりもしてくれるんですよ。「BLOODY ANGLE」でレコードを買ったことはないですけど(笑)。でも、楽しくなって長い時間過ごしちゃうんですよね。

目まぐるしく移ろうカルチャーシーンにあって、それぞれの独自の世界観を表現することほど重要なことはなかなか見つからない。インフォメーションが溢れる現代に生きていて、本当に優れたものを生み出すのは本物のスキルだけだからだ。そんなハードな現実の中にあって上岡さんが表現するグラフィックには特別な世界が広がる。友達が自然と集まっているという「BLOODY ANGLE」で交わす何気ない会話から、シーンに飛び出していく新しくて面白い何かが生まれるはずだ。アーティストたちの絶大な信頼を受ける上岡さんの"MUSIC"とは、そんな共鳴する音楽と友達と良い時間がリンクしていく場所だった。

2018.6.14

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SHOP INFO

BLOODY ANGLE

〒150-0002
東京都渋谷区渋谷1-15-16 ソシアルビル4F
TEL:03-6427-5178
営業時間:月-土 21:00〜27:00 日曜・祝日定休日
https://www.instagram.com/bloodyangle_tokyo/

上岡 拓也
上岡 拓也

illustrator / graphic designer
大手企業プロダクトのパッケージイラストや、ウォールペインティングでのショップインテリアをデザインするなど幅広く活躍する。また現在の音楽シーンをリードするアーティストたちのCDジャケットデザインを担当するなどして、カルチャーシーンとのつながりも篤く、各分野のアーティスト・ストリートブランドとのコラボレートを通したアパレルラインのグラフィックを展開。クリエイターとしての豊富なスキルで独自のアートワークを世界に届けている。

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